ニュース：メールマガジン
純水で料理を作ってみる
登録日：2024/09/27
9月27日 金曜日
こんにちは、勝間和代です。
水道水で氷を作ると、ミネラル分や空気分がどうしても、濁って真ん中に白くなってしまうので、これをもう少し防げないかなと思って、純水で氷を作ってみようと試みました。
ところが、市販レベルの純粋では、そこまで綺麗にならないのと、あとどうしても、塩素が入っていないと、逆に冷蔵庫の自動製氷の方で悪い影響があるということなんで一旦やめて、せっかく純水を買ってしまったので、これで料理を作ることにしました。
一応、ユーザーに知らせない試験で、水道水やミネラルウォーター、そして、純水で料理やお茶を作って評価をしてもらうと、統計的優位に純水の方が美味しいと言われるそうです。
これはちょっと面白いと思って、私もコーヒーを入れたり、味噌汁を作ったりしていて、感想としては、やはり雑味がない味になるというのは、間違いないなと思いました。普通のコーヒーもブルーマウンテンみたいになりましたし、ただの味噌汁が料亭の味噌汁みたいになります。
まぁ雑味が完全になくなったのが美味しいかどうかというのは評価が分かれると思うので、もうちょっと調査を続けたいと思いますが、いずれにしても色々なことが分かって面白いです。
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---サポメ本文---
9月27日 金曜日
おはようございます、勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、何かめんどくさいことが目の前にあったときには、そこから正面突破できるような気がしなかったら、回り込んだり、はしごをかけたり、人に助けてもらうような考え方が必要だという説明をしました。できないことを無理にしようとするのではなく、できることを探して回り込むようなイメージをいつも持っていてください。
そして5日目にお話したい内容は
「ほんのちょっとずつでいいから、とりあえずやる」
になります。
目の前に何かやらなければいけないけれども、やっていないことがあると、私たちはついつい、全部やらないといけないような気分になってしまいます。それこそ、健康的な生活も健康的な生活かそうでない生活みたいなイチゼロになってしまいますけれども、そうではなくて、できる範囲でできる限り、健康的な生活みたいなイメージを持っておくとめんどくさいを全て乗り越える必要もないし、まためんどくさいを全て放置する必要もないというイメージが湧くと思います。
さらに何か水準を高くして理想を実現しようとすると、どうしても色々なことがめんどくさくなってしまいますので、合格点であれば良いと思っていくと、めんどくさいことも意外とハードルが低くなっていくようなイメージが湧くと思います。
よく私がエスカレーターやエレベーターではなく、階段を使うという話をしていますけれども、普段そういった習慣がない人は、それこそ２フロア分や３フロア分を全て階段にしてしまうと疲れてしまいますので、まずは１フロアだけ階段にしようといったような形で、ハードルを下げていけば良いわけです。
このサポートメールの投稿にしても、みんなの心を打つようにとか、私らしさが十分に見えるような投稿にしようと思うと、なかなか課題への投稿ができなくなってしまいますが、とりあえず、自分が思ったことを１行でも２行でもいいから表してみるイメージにすると、ハードルが下がっていくと思います。
ありとあらゆる面で完璧主義を捨てようという話を推奨していますけれども、とにかく、何もしないよりは、めんどくさくない方法か、多少めんどくさくても自分のキャパシティ内の方法で少しはやってみることを繰り返していくと良いわけです。
完璧な私は、理想の私を目指して一足飛びにそこに行こうとするのではなく、とりあえず少しはマシな私を目指して、ちょっとずつ階段を上っていくイメージです。
普段の生活の中でめんどくさいことというのは、ある意味借金や債務のようなものだと思うとわかりやすいと思います。これを一括返済しようとすると大変なので、少しずつ分割して返済していくわけです。また放っておくと利息がついてどんどんその借金が増えてしまいますから、なるべく前倒しで少なくとも利息ぐらいは返済していくようにしていきます。
結局、めんどくさいという考えは誰が決めているかというと、自分の感情が決めているわけです。そして、自分の感情がなんとなく嫌がっていることに対していきなりやれと命令しても気分が湧きませんので、ちょっとずつやってみたら「あら、意外といけるじゃない」とか「意外と自分でできるじゃない」といった形で、少しずつ自分の感情に報酬を与えていくと、めんどくさいも意外と早く解消できるようになります。
なぜめんどくさいものを放置しているかというと、ほとんどの場合において、めんどくさいを放置したとしても致命的な何か失敗が起きないからです。ただし、金銭の借金があると、ずっとその返済に頭が向いてしまって頭が悪くなるのと全く同じで、めんどくさくて気にかかっていることがあると、それをどうやったらなんとかできるかということに頭が引っかかってしまいますので、結局借金と同じように、頭が悪くなる仕組みになっています。
それであれば、初めから余裕がある範囲でほんの少しずつで良いので、そのめんどくさい思考や行動の借金を返済していくと、新しい方法や新しいやり方が見えてきますので、気分が晴れていくわけです。
めんどくさいことというのは、自分のキャパシティを超えてしまっているからめんどくさいと感じるという説明をしました。だからこそ、めんどくさいことに対して、そのめんどくさい要素を分解して、自分のキャパシティの中でできそうなことは、ちょっとずつ手をつけるというのがめんどくさいに対して階段を作る方法になります。
自分の思考や行動がどのぐらいめんどくさいことに耐性があるかというバロメーターの一つが、私は自分の家がどのぐらい片付いているかどうかだと思っています。結局めんどくさいことに対して、借金を負わない範囲であれば、自分の身の回りを清潔にしたり、余分なものを処分して片付けることができるからです。
これが不要なものが余っていたり、掃除が行き届いていなかったり、あるいは生活に必要なエリアが他のものに支配されてしまったりしている時というのは、基本的に様々なめんどくさいを乗り越えられていない状況の可視化だと思っています。
そして、このように家が片付いていかないと、何が起こるかというと、家の中にあまりいなくなって、外に出ることによって、片付いていない家ややらなければいけないことから逃げるようになっていくのです。
もちろん家の片付けというのは一つの例であって、それだけではありませんが、いずれにしても、本来やるべきことが全然できていないにもかかわらず、そこから逃げてしまって、何か別のことを始める時というのは、全体的にめんどくさいが溜まりまくって借金がかさんでいると思った方が良いでしょう。
趣味や旅行やグルメなども決して悪いものだと思いませんが、本来やらなければいけないめんどくさいことを全部放置したまま、そのようなエンタメや趣味に逃げてしまうのは、結局現実逃避や自己責任回避の可能性が高いのです。
それであれば、ちょっとずつで良いのでやるべきことをやって、やるべきことが一通り終わってまだ余暇があった場合には、気持ちよく余暇を楽しむようなイメージでいくと、何でも色々なことが気持ちよくできるようになるでしょう。
めんどくさいことがしっかりと克服できる時というのは、私たちは生活をちゃんと送っていますし、仕事に関しても締め切りに対して全く遅れませんし、新しいクリエイティブなアイデアがどんどん浮かぶようになります。これがめんどくさいを放置したままですと、現状を何とか維持するだけで、もうカツカツになってしまうのです。
マメな人というのは、このような小さなハードルの乗り越え方をコツコツ訓練して、そのスキルが高まっている人だと思えばわかりやすいと思います。どんなにめんどくさいことであっても、マメを積み重ねていけば、大体10回目か20回目にはその壁を越えられると信じているからです。
毎日、トランポリンのジムに行くのは大変ですが、家の空いているスペースに小さなトランポリンを置いて、そこを通ったり、気が向いた時にぴょんぴょん乗るのはさほど難しいことではありません。大事なことはいかに自分がストレスなくできる範囲にやることを縮めるかということです。
そういえば、麻雀を覚えたい人もよく悩むのが、細かい点数計算が覚えられないということです。厳密な点数計算はとても複雑なので、どちらかというと、基本の役と基本の点数計算の方法だけ覚えれば８割方はカバーできますので、残りの２割のややこしいことはアプリで覚えるか、やりながら覚えれば十分ではないかと思っています。そんな風に思い切ることができれば、やりたいけれどやれないことが意外と身近になっていきます。
ちなみに最近私はサポートメールを書く時の音声入力をGoogleの音声入力からSimejiの音声入力に戻しています。その最も大きな理由というのは、とてもシンプルで
「Simejiの場合は、音声入力ボタンが画面横一線で非常に大きいのに対して、Googleの音声入力のボタンは点であること」
です。つまり、Simejiの場合にはほとんど気にせずに大体の位置でボタンを押せるのですが、Googleの場合には限られた点を触らなければいけないので、スマホを動かなくするか、マウスを使うか、点を正確に押すための何らかの工夫が必要になります。
しかし、そこまでしてGoogleの音声入力を使った方がスピードが速くて正確かというと、最近私の家のWi-Fiが速くなったので、スピードに関してはそこまで違いがありませんし、変換ミスについても、それぞれ一長一短がありますから、わざわざ複雑な方法を採用していちいちめんどくさいを追求しなくても良いわけです。
めんどくさいことがあった場合には、ほんのちょっとずつでいいので試してみることと、逆にもう少しめんどくさくない代替案があるのではないかということを考えて、いろいろ入れ替えて結果を出していきます。
昨日お話ししたスタンディングデスクも、ずっと立っているかというとそんなことはなくて、立ったり座ったりしながら、座りっぱなしで仕事をしないということを実現しようと思っていますし、足が疲れてきたら普通に座って仕事をしています。そんな感じでめんどくさいことについては、全てを理想で行うのではなく、できる範囲で構わないわけです。
ちなみに、Googleの音声入力を使わないのであれば、Pixelは不要ではないかと思いがちですが、全くそんなことはなく、PixelでもSimejiが使えますし、また家の外など雑音が多い場所の音声入力の判断は、Googleの方が得意ですので、こちらも状況によって使い分けるわけです。
めんどくさいことというのは、自分のキャパシティを超えているからめんどくさいのであって、だからこそ、そのめんどくさいことに対して、ほんの少しずつでも良いから、分解して小さくできることをやってみて階段を作ってみて、新しい情報を手に入れ、その上で次のやり方を考える、そのようなことをいつもイメージしておいてください。
５日目の課題は
・あなたは、めんどくさいことに対して、一気に近づくのではなく、その要素を分解して、一つでも二つでもできることがあったら、とりあえず手をつけるという習慣を持っていますか？
・あなたは、自分の身の回りが乱れてきたり、やるべきことができていない時には、様々なめんどくさいが積み重なって思考や行動の破産が起きている状態だということを認識していますか？ その場合には、コツコツと少しずつでも良いので、返済をしようとしていますか？
・あなたは、めんどくさいと感じている主な理由は、自分の感情がうまく状況に適応できていないからであり、少しでも物事を進めてうまくいくと、だんだん感情の方が機嫌を取り直してやる気を出して、前に進めると言ったようなイメージを、これまで持ってきていますか？
です。
---ここまで---
いかがでしたか？
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