登録日:2024/02/29
2月29日 木曜日
こんにちは、勝間和代です。
相変わらずアリアの中の色々な暮らしを楽しんでいますが、ちょっとご飯を作るのには手狭だったので今まで躊躇していました。
ところが、ヘッドレストを取って工夫をすれば運転席側の前席後席をつなげることがわかったので、ここにご飯作りスペースができたのでご飯を作ってみることにしました。とりあえずどうなるかわからないので、例によって自宅の駐車場でやってみます。
まずは無洗米で0.5合炊きの炊飯器をセット、だいたい200 W ぐらいしか電力を使いません。20分ぐらいで出来上がるようです。
次に本当は1 L のホットクックをそのうち使う予定なのですが、とりあえずまだ届いていないのでティファールの湯沸かしポットにお湯を沸かして、そこにレトルトのカレーを入れて温めました。
使い捨ての食器とスプーンを使ってご飯とカレーを食べたら出来上がりです。そしてやってみてわかったのですが、一番困るのは炊き終わった後の炊飯器の掃除でした。とりあえずざっと拭いて家で本格的に洗うのが一番良さそうです。
後は車の中にご飯とカレーの匂いが立ち込めるので、これもまあどうするかという感じですね。
いずれにしても、炊きたての白いご飯が本当に美味しいので、これはどんな犠牲を払っても作る価値があるなと思いました。またもう少し試していきたいと思います。
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人生の質はテクノロジー活用で決まる 〜 その4 エネルギーや運輸も技術の塊であり、私たちの生活に大きな影響を与え続ける
おはようございます、勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、人生の質、その中でも、例えば収入というのは、基本的にはすべてテクノロジーによって左右されており、テクノロジーを活用できた人が収入が増える側に、そしてテクノロジーを活用できなかった人が特に変革期においては収入が減る側に移ってしまうということを説明しました。
それはインターネット革命だけでなく、産業革命でも農業革命でも、あるいは細かい小さな技術の発展でもすべて同じことができていますので、常に技術の波を見ながら技術に対し適応し技術を使う側、作る側にまわる事ということをいつも意識をしておいてください。
そして4日目にお話ししたい内容は
「エネルギーや運輸も技術の塊であり、私たちの生活に大きな影響を与え続ける」
になります。
技術というと、どうしても直感的には情報テクノロジーばかり考えてしまうのですが、より私たちの生活に身近なのはエネルギー技術や運輸技術です。
相変わらずこのサポートメールはアリアの社内で書いていますが、それこそアリアというのはエネルギー技術と運輸技術を両方とも最新の状態で成り立たせているわけです。だからこそ、私は室内で自由自在に仕事ができますし、日本全国どこでも行けます。また車中泊も含めて快適な室内環境を整えることができるわけです。
日常生活の中で安いエネルギーがふんだんに使えるということは、わたしたちの生活の質を著しく向上させます。エアコンの気温などがわかりやすいのですが、それだけではなく、それこそ毎日入浴ができるかどうかとか、あるいは車の移動をふんだんに行ったなど、結局エネルギーを豊富に安価に使えるという状況があれば、モビリティが高まります。モビリティが高まるといろいろなところに行って、いろんな人に会えるので、人生の質も高まるわけです。
マイカーが必要かどうかという議論については、私は平日に使えない人は、持っていることは割りに合わないと思っていますが、逆に平日に使える人はあった方が良いと思いますし、また土日もカーシェアも含めてなるべく自分で移動手段として使える限り使った方がいいでしょう。
そして、車やあるいはない場合は公共交通を使って、とにかくいろいろなところに移動しながら人生を味わうというのは、人生の醍醐味の一つだと考えています。過去の人たちは常に旅を続けていましたが、この度というのは何をやってるかというと、自分以外の知見を得るために、とりあえず違う地域に行ってみるといったようなイメージです。
ある程度交通の便が良い場所に住む必要があるのはなぜかというと、基本的には人の交流が私たちの文化や技術レベルを高めるためです。だからこそ、全世界的に大都市の方が地方よりも発展していますし、また人口の多い国の方が人口の少ない国よりも発展が高くなるのです。そして私たちは日常的に思いついた時に、いつでもどこでも出かけて人に会えるようにした方が良いわけで、そのためにどのようなテクノロジーが必要かということも考え続けます。
アマゾンを筆頭として新しい流通システムが私たちにもたらしたものというのは、まさしく生活への質の革命であり、その背景にあるのは運輸技術の改革です。アマゾンというのはITの会社だと思われていますが、どちらかというと私のイメージとしては運輸技術の会社です。
それこそ倉庫をはじめとして全国にありとあらゆる物品を丸一日以内に届けるというような運輸網をしっかりと発達させ、それをネットワークで張り巡らせていますので、それにかなう小売業者というのがほとんど登場しないわけです。
私は日常生活のほとんどのものも、結局何でもかんでもアマゾンで買ってしまっていますが、それはなぜかというと、結局アマゾンに頼むということで、さまざまなものを簡単にデリバリーしてくれますから、私の時間が大きくあくからです。
これまで買い物というのは、自分で店舗に出かけて足を使わなければいけなかったのですが、それこそ過去において人に会うためにはわざわざ行かなければいけなかったのがインターネットですべてすむようになったのと同じで、物の運搬も基本的に自分でもする時代ではないのです。
今後、何らかの形で技術を作る側か、少なくとも活用する側に回らなければいけないという話をこれまでしてきていますが、情報技術だけでなく、エネルギーや運輸に対しての技術というのも理解する必要があります。特にエネルギーに関しては、これまで国策として、ほとんどの場合において、国が独占あるいは寡占していましたけれども、太陽光を筆頭として新しい自然エネルギー技術がどんどん分散型になっていますので、そこに大きなビジネスチャンスが生まれています。
どのようにしてエネルギーを安価に製造し続けるかということは各国の政府や社会全体としても大きな課題です。また、消費者としても自分の生活において、エネルギーをどのように自宅で自由に使ったり、あるいは、外に持ち運ぶかということを考えることによって、新しい未来型のライフスタイルについてのイメージが湧くようになります。
そういえば専門家で家の価値は何で決まるかという話をしたことがあるのですが、強く印象的だったのは、専門家の方たちが一番重視しているのは
「断熱性」
ということでした。特に断熱性能は日進月歩で進んでいくため、10年、20年で大きく冷暖房に対する保温効率が変わってしまうそうです。多少お金がかかっても良いので、家を自分で建てる時というのは、とにかく断熱材の性能にお金をかけるべきだし、また、賃貸その他を選ぶときにもどのぐらいその住宅が断熱性能にお金がかかっているかを検討した方が良いという説明を受けました。
断熱性能が高いということは、エネルギー効率が良いということです。そうすると、毎日の生活の中での家の快適さや静寂性にすべて関わってきます。私は車でも全く同じことを考えていまして高い車ほど断熱性が良く、静寂性が高いのです。これはより良いデザインとより良い材料を使っているためです。
私たちが体調を崩す原因というのは、寒すぎたり暑すぎたりすることです。それであれば、初めから快適なエネルギーによって、自分にとって最も都合がよい気温を手に入れることができれば生活の質が大きく上がるわけです。実際、ホテルの質も、何が良いホテルで何が悪いかということについては、そのホテルの断熱性能とエアコンの設備、そして、湿度管理について理解をすればわかるということでした。
実際、私がなんだかんだ言って車の中での仕事環境や車中泊を好んでいるのは、なんと言っても効率的にエネルギーを使って、自分の最も好みの気温に車内を揃えることができるからです。もちろんそれは電気自動車特有であり、それをガソリン自動車で実現しようとすると、大変なお金がかかるので、まだまだこれからの技術革新が必要になると思いますが、主要技術であるエネルギーと運輸、その二つが一体となった電気自動車というのは、これからも大きな可能性を秘めていると考えています。
そしてグローバリゼーションが大きく進んで、人のコミュニティやもののモビリティが高まったのも、なんと言ってもエネルギー効率と運輸効率が良くなったことによります。もちろん、情報技術の発展は確かにグローバリゼーションにとって重要ですが、情報技術だけが発展したとしても、ここまでのグローバリゼーションは進みませんでした。エネルギーを効率的に作れるようになったこと、そしてその結果として、運輸能力が人に対してものに対しても著しく高まったことが、私たちの世界を小さくしたのです。
現在の運輸技術は地上もさることながら宇宙開発にも大きく分野を広げています。ロケットによって地上だけでなく、大気圏からもいろいろなデータを取ったり、人や物の動きを監視できるようになるということは、2024年現在では全く想像もつかないような新しい未来を作っていく可能性があるのです。
結局、技術がやってることは何かというと、これまで人間がやっていたことや、人間が関知できなかったことについて、いかに人間の技術を集めて人間にとって快適な状態が好ましい状態を作り上げるということです。
もちろん移動を馬ですることは今でもできるでしょうが、それはやはりノスタルジーであって、実際には自動車を使うにこしたことはありません。また、残念ながら自動車を超えるような発明というのは今のところ見つかっていません。バイクや自転車は自動車で前に発明されながらも少しずつ廃れていってしまったのは、自動車との競争に負けたためです。
そして私たちが自宅を作り、家族をつくり、家を営むということはどういうことかというと、自分自身のベースステーションにどのような技術を集めていくかということを、ある程度決意するようなプロセスだと思うと分かりやすいでしょう。
どのような空間設計の家に住んで、そこにどのようなエネルギー技術を持ち込むのか、自分が運輸を実行する場合のテクノロジーとして、車や公共交通も含めて、どのように自分自身の移動を設計するのか、また、そのようなエネルギーや運輸を使えば、世界各地から良い食材を手に入れることができますし、ホットクックやヘルシオなどを使って効率的に調理をすることもできますので、美味しくて健康に良いものを安価に簡単に作ることが可能になっていきます。
私たちの生活を動かすのには、情報技術は欠かせませんが、同じぐらいかそれ以上に大事なのが、エネルギーや運輸の技術であり、自分自身が生産者としても、消費者としても、どのようにこのようなエネルギーや運輸の技術に関わっていて、自分としてどの方向に進んでいきたいのか、少し長い目で俯瞰的に考えてみてください。
4日目の課題は
・あなたは、情報技術だけでなく、エネルギー技術や運輸技術が大きな柱となり、世界のグローバリゼーションを加速し、発展してきたということについて、これまで気が付いてきましたか?
・あなたは、AIを筆頭とした情報技術を稼働させるためにも、実はエネルギー技術が不可欠であり、安価で安全なエネルギーをいかに上手に手に入れるかということは市民レベルにおいても、国全体においても大変な技術的な課題だということをこれまで認識して来ましたか?
・あなたは、アマゾンはIT会社ではなく、運輸技術会社だと言うことをこれまで認識してますか? 人も物もグローバリゼーションは運輸技術で成り立っていると理解してきていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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