登録日:2023/09/22
9月22日 金曜日
こんにちは、勝間和代です。
数日前から軽い頭痛と鼻づまりがあります。どう見ても花粉症の症状です。
9月になると、そろそろブタクサが飛び始めるので、どうも秋の花粉症の気配がします。
まぁ、とりあえず、アレルギーの薬を飲むしかないですね。
せっかく春の花粉症が終わったのに、また秋の花粉症が始まるのは憂鬱です。やはりちゃんと舌下療法も含めて抜本治療しなくてはダメですかね。
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---サポメ本文---
余裕の作り方 〜 その5 他人の為にむやみやたらに自分を犠牲にしない
おはようございます、勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、とにかく後に先送りすることを避けて、行動の借金を残さないことを推奨しました。即時処理を中心として、今現在行ってよいものについては、なるべく今行うし、逆に将来に対して投資になりそうなもの、あるいは余裕が出来そうなものについては、こまめに事前にやっておくような思考習慣、行動習慣があると、生涯がいろいろ楽になりますので、是非そのように前倒し前倒しを考えてみてください。
そして5日目にお話ししたい内容は
「他人の為にむやみやたらに自分を犠牲にしない」
になります。
余裕がない人の特徴として、余裕がない無いと言っている割には、自分の世話だけではなく、他人の世話を焼いていることをしばしば見かけます。
もちろん、子育てのように相手に全くそのような生活能力がない場合にはある程度、成人するまでは適度なサポートする必要があるでしょうが、少なくとも成人した相手に対して自分に依存させるような状況を作るというのは、基本的にやらない方が良いと思っています。
例えば典型的なのが家族内において、やたらと家族の面倒を見てあげたり、あるいは会社において自分の業務外の雑用をおしつけられた時に、それを引き受けてしまうことです。とにかく自分にとって必要なこと、自分にとって快適なことはやりますが、他人に教えられた業務や雑用について、自分が好ましくないと思っているのであれば、それをはっきり伝えて断る勇気が必要です。
私はゴルフその他で人を自分の車に乗せることがありますが、一つだけ行っていることがあります。それは何かというと、自分の最寄りのJRの駅までは迎えに行きますが、それ以上のことはしないということです。たとえ数駅先の友人であっても、基本的にはその3駅とかは必ず電車に乗ってきてもらったり、タクシーに乗ってきてもらったりします。私が送迎してしまうと、そこで片道15分、往復で30分、私の時間がなくなるからです。そうすると続かなくなります。
あくまで他人に対して何かを行うということについても、自分の余裕の範囲でしか行わず、自分自身の時間が削られるようであれば、それは相手が少なくとも成人して独立してる大人である限りは、自分の時間をわざわざビジネスでない場合に差し出せないようにするのです。
私は家で洗濯物を整理する時に、基本的に成人している娘の分は仕分けをしますが、畳みません。娘本人に畳んでもらえばいいと思ってるからです。とにかく周りの人を大事にするということは非常に重要ですが、自分に依存させないということも同時に実現しなければいけません。また、私たちも必要以上に相手の時間を奪わないように心がける必要があるのです。
私はボランティア活動もそれなりにしていますが、こちらも自分を犠牲にするような時間やお金のつかい方は一切しないと決めています。自分の余裕の範囲で自分ができることだけをするのです。
「相手に悪いから○○する」
ということを基本的に行なわずに、すべて主語を自分にすることです。自分がしたいから何をするかということをいつも考えるのです。
例えば、家族の部屋の片付けに関してもある程度、私有スペースに関しては、もうその本人の自由に任せてしまいます。共有スペースにもしはみ出ているものがあったら、それをさっさと片付けて、私有スペースに放り込むということだけする以外は何もしません。
自分の時間は自分の気持ち自分のお金というのは、基本的に自分がやりたいことに費やすものであって、他人に命じられたり、他人がなんとなくそれを望んでいるので、先回りして自分から気を使ってやるということをやめるわけです。
嫌われる勇気という本がベストセラーになりましたが、どうも私たちは社会的な動物なので、人から嫌われるということをむやみやたらに嫌うようになります。そうすると、例えば二次会とか三次会で本当はもう早く帰りたいんだけども、先に帰ると主催者に悪いかと思って帰れない人がしばしばいます。こちらはもう自分の時間をはっきり決めて何時までやるけど、その後は帰るといったことをはじめに伝えておけば、向こうも全く気にしません。
他人に尽くさなければ好かれない自分というのは基本的に必要ないと思ってください。自分は自分らしく、自分の時間を過ごして生きていると、周りとそれが自然と調和ができて、お互いに良い所を支えあう、そのようなイメージの方が人付き合いは健全だと思います。
なぜそこに気をつけなければいけないかというと、世の中には使える人はみんな使おうという心ない人が一定割合いるからです。そういう人たちに私たちの、そのような人に対して尽くしたいとか、人に対して何かしてあげたいといったようなところが利用される可能性が結構あるからです。
いわゆる、テイカーとギバーと言われている概念ですが、特にギバーの人たちはテイカーの人たちに気をつけて、自分の余裕を奪われないようにしないといけません。いろんなことを考えてるし、自分としても規律正しく行動貯金をしているつもりなのに、気がついたら時間もお金もなくなってしまうという人たちは、身の回りのテイカーにそれを盗まれているのかもしれません。
また、ブラック企業というのはどういう企業かというと、オーナーがそういうギバーに近い人たちを上手に見つけて、従業員にして、上手に搾取をする企業です。そしてなんとなくやる気にさせた気になっていて、実は企業にすべてを尽くさせて、気がついたらオーナーばかりが儲かって従業員は疲弊するというビジネスモデルを作っています。
自分のリソースは基本的に自分が望むものに使う、そしてその望むものというのは、他人の賞賛を受けるために、わざわざ他人に尽くすのではなく、自分がある程度充実することによって他人を幸せにして、その結果としてお互いに幸せになるようなところに投資して行きます。
私がテレビ出演を一切やめてしまったのも、この軸から言って、自分のためにならないからです。私にとって全く快適でない時間をみんながある程度出てくれと言ったり、その方が仕事上メリットがあるからと言ったような、他人都合のために自分の時間を使うのをいっさいやめてしまいました。
もちろん自分がやってあげたくて、その時間が自分にとって有意義だというのであれば、他人に奉仕することをすべて止めるわけではありません。ただ、自分が嫌なのだけれども、相手の気持ちを考えたら止められないということで、むやみやたらに自分の時間その他のリソースを犠牲にするのはやめようということです。
余裕を持つために必要なのは、アサーティブに色々な物事を扱うことです。他人との関係性において断るのが面倒くさいからやってしまうとか、さらにそのやった挙句にこんなはずではなかったと怒るのでは意味がないので、しっかりと自分としてはこういうことをしたい、こういう優先順位がある、だからこれはできないということを言えるかどうかということがポイントになります。
この観点から言いますと基本的に借金を申し込む人に対しては、借金をさせない方が良いし、警戒をしましょう。だいたい借金を本当にしたければ、事業資金であれば銀行が貸しますし、個人であって、どうしても必要な場合には消費者金融やカードローンで一時的に借りればよいのです。銀行や消費者金融から借りられない、借りたくない借金を身内に頼むというのは、基本的に踏み倒すつもりだと思って間違いがありません。
あと、どうしても生活に困ってるとか、何か病気などの問題があった場合には、知人友人の力ではなく、行政の力を借りるのが王道です。生活保護や各種生活資金、高額療養費制度などをまずは検討すべきであって、家族や知人や友人に頼るとだいたいその仲が決裂してしまいます。
頼ってくる人をむやみに断るのは、勇気が必要だと思いますが、逆に依存させてしまうと、相手に対するイネイブラーになってしまいますので、それであれば初めから袂を分かった方が良いのです。
さまざまな困窮者に対して、私たち個人が手を差し伸べられることは少しはありますが、基本的にはあまり大きくありません。だからこそ、国や地方自治体のさまざまな制度があり、ある程度互助として公的資金から助けられるようになっていますので、私的資金や指摘の時間を使おうと思うのは、結局一方的にそれを差し出した人が犠牲になってしまう可能性が高いのです。
他人のためにさまざまなことを実行するのは決して悪いことではありません。ただ、それが自分が嫌々やるのはやめましょうということです。自分が望んでいることだけ他人に対して行うけれども、自分が嫌なことについてはしっかりと自分の気持ちに対して正直になり、無理に自分の余裕を削らないということです。
テイカーの人が相手の場合にはギバーがいなくなれば、この人からは搾取できないのだと思うと、勝手に離れてくれますので、さほど気にすることはありません。勇気を持って離れてみてください。
5日目の課題は
・あなたは、自分が望まない他人への奉仕については、基本的にそれをアサーティブに考えてやらないようにしてきていますか?
・あなたは、ギバーの人は特にテイカーに見つかってしまうと、自分が望まないにも関わらず、いろいろなものを搾取されてしまう傾向があるということに自覚的でしたか?
・あなたは、何か困った人に対して自分のリソースだけを差し出すのではなく、公的なサービスやほかの手段を考えるように手当てをしてきていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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