登録日:2023/09/19
9月19日 火曜日
こんにちは、勝間和代です。
最近、色々なコロナに関する規制も緩んできましたので、旅行をする機会が増えてきました。一ヶ月に一度か二度ぐらい旅行に行くようになっています。
また、他にも会食や観劇などが増えてきて、とにかくなかなかバイクに乗る暇がありません。
バイクの場合には、ヘルメットやプロテクターなど装備式がゴツイのと髪の毛がぐしゃぐしゃになってしまうので、他の予定とバランスが取れないので、それ単独の予定を組まないといけないからです。
そういえば、そんなこんなで一度バイクを降りてしまったんだなということを思い出しました。
とりあえずは、ホームコースにはクラブを預けっぱなしになっているので、ホームコースに時にはなるべくバイクで行こうかと思っています。
他にももうちょっと活躍の機会を探してあげます。
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余裕の作り方 〜 その2 「常にベストを尽くす」を疑おう
おはようございます、勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、お金や時間や体力や気力について、それを今現在に最適化してすべてを使い切ろうとするのではなく、余裕を常に持たせて、それによってリスクマネジメントを行ったり、あるいは中長期への投資を行ったりする重要性について説明をしました。
とにかく私たちは自信過剰なうえ、将来について常に見誤りますので、充分な安全クッションを用意しておくことともし、その安全クッションが使わなければ、その時間を将来のための有意義な投資の時間に使えるということを、いつもイメージしておいてください。
今日お話ししたい内容は
「常にベストを尽くす」を疑おう
になります。
私たちは小さい頃から親や教師、あるいは先輩から耳にたこができるほど、ありとあらゆる場面で
「常にベストを尽くせ」
と習い続けたわけです。その結果、何が起きたかというと、ついつい自分の力量以上にパンパンにありとあらゆることを詰め込んだり、気を張ってしまって、結果として、ちっともベストにならないというパラドックスです。
どうしてもベストを尽くそうと思うと、私たちに100%ではなく120%の力を使って120%の力量で色々な事をやってしまおうと考えて、ついつい力が入ってしまいます。しかし、そのようなことしても、だいたいの人は理解してると思いますが、気持ちだけが空回りしてちっともうまくいかないのです。
なぜそうなるかというと、答えは簡単で、余裕がないからです。あるいはそもそも今現在、何かをしようとした時には、過去5年、10年、20年の積み重ねが表れていますので、たかだか今現在、今日ベストを尽くそうと思っても、その前の蓄積がなければうまくいかないわけです。
それでもなぜベストを尽くすという言葉がこんなにみんなの人気があるかというと、ベストを尽くすとなんとなく自己満足感が上がるからです。自分はベストを尽くしたんだという言い訳のためにベストを尽くしているのではないかと私は疑っているぐらいです。
大事なことは環境を整えることであり、余裕を持つ事であり、効果的にパフォーマンスを上げることです。ベストを尽くすというのは、あくまでインプットのことしか言っていませんので、決して効果的なアウトプットにつながっているかどうかは全く分かりません。
どちらかというとベストを尽くそうと思った瞬間に完璧主義になったり、視野狭窄に陥って余裕もなくなるし、自分のことをメタ認知できなくなりますのであまり良い結果にならないというのが皆さんも経験にあると思います。
そういう意味で言うと、ベストを尽くすどころか、鼻歌交じりに片手間でやってもパフォーマンスが出るようにしようというのが、私はどちらかというと正しい格言だと思っています。そしてそのための準備や訓練を普段からしておいて、実際の本番になった時には、リラックスして余裕がある状況で実行したほうが良いわけです。
車の運転をイメージしてもらえると良いと思いますが、例えば自分が乗ってる車の運転手さんがベストを尽くすと言って、ガチガチになって運転をしていたら、私たちはどのような気持になるでしょうか?おそらく怖くて乗れないと思います。
それよりもある程度会話をして、冗談交じりながらも周囲に気を配り、しっかりと状況を把握し、適度な運転技術を持って余裕を持って運転をしてくれたほうが、私たちはずっと安心できるはずです。
私たちがベストを尽くそうとすると、視野狭窄に陥ってしまうかというと、すべてのリソースをある一定に注ぎ込もうとどうしても無意識に感じてしまうからです。そうすると周りが見えなくなって、しかも適切な方法かどうかと言うことを判断できなくなりますので、自分自身としてはベストを尽くしているつもりでも、はたから見ると単にか集中が起きていて、しかもパフォーマンスがちっとも上がっていないことがしばしばです。
私はよく麻雀をします。麻雀のトッププロともいろいろな話をしたことがあるのですが、トッププロとそうでない人の違いというのは一言でまとめると、自分の手にどれぐらい集中しているかどうかということだと思います。大体トッププロですと自分の手はぼんやりみてるぐらいでほとんどふわっと覚えており、盤面やほかの人が何をしてるかということについて、より自分のリソースを使っているそうです。
それがどうしてもあまり実力がない人がベストを尽くそうとすると、自分の手ばっかりに集中してしまって、周りがまったく見えなくなってしまいます。よく仕事でも一生懸命な割にまったく成果が出ないという人が多いと思いますが、それはある意味一生懸命すぎるから成果が出ないのです。
さまざまに決意したことも3日坊主で終わってしまうのはなぜかというと、ある意味ベストの方法を続けようとするから息切れがしてしまいます。それよりも毎日続けられるのは、どのぐらいのイメージかということから逆算して継続できるものを探したほうがより現実的です。
いろんな物事を実行する時に、懸命にベストを尽くすどころか、鼻歌交じりでやっても成果が出るぐらいの余裕を持とうという方が私は正確ではないかと思っています。だいたいさまざまなスピーチもきっちりと原稿を用意して、何度も何度も暗記をしているような人の話というのは面白かった試しがありません。それよりはある程度アドリブで場の雰囲気を見ながら、状況に応じた会話をできる人の方がよっぽど楽しいのです。
結局、日本においてあまりにも一生懸命という考え方、あるいは自分の限界まで何かを行うという考え方が染み付いてしまったので無理をするのですが、何もかもが限界まで行ったから次のブレイクスルーがあるとは限りません。むしろ地道に必要な科学的なトレーニングを繰り返し、必要に応じたPDCAサイクルを回した方がよほど有意義です。
最近のさまざまなスポーツトレーニングも、根性や一生懸命というのはほとんど死語になっていまして、画像解析や様々なパフォーマンス解析を通じて、実際にどのような状況がより効果が上がるかということを考えながら、必要なトレーニングや必要な成分抽出を行っています。そして、その一方で食事や睡眠をしっかり管理することで、パフォーマンスを出そうとしているのです。
アウトプットを最適化しようとした時には、余裕やリラクゼーションが必要だということを常に頭に叩き込必要があります。そして、そのような余裕がなくなった時というのはだいたい周りが見えなくなってる時で過集中がおきていますので、結果が悪いのです。
「がんばる」「はりきる」も同様でして、基礎的なスキルやソースが足りないから無理に拡張して、なんとかしようとしてるわけです。それよりは色々な物事に対して適切なやり方や適切なパフォーマンスを出せることを考え、常日頃から地道なトレーニングをして、逆に本番の時には鼻歌交じりでできるように整えていくわけです。
ありとあらゆる場面で結果が同じだったり、あるいは結果が9割ぐらいであったとしても投入するリソースが2割ぐらいで済むのであれば、常にコストパフォーマンスが良いほうを選択し続けるということを発想するわけです。例えば、皿洗いなどが典型でして、まあお皿も一枚一枚丁寧に手で洗った方が綺麗になるかもしれませんが、食洗機を使った方がずっと効率的なわけです。
どのような方法であれば、最も自分が余裕を持って実行できるのか、そしてその結果がベストではないかもしれないけれども、少なくとも求められた水準より上回っているのかということを考えながら、自分のリソースを管理していきます。
そういう意味で言いますと自分ひとりの力で何とか自分の能力だけで行おうとするのは基本的には非効率ですので、人と協力をしたり、人の力を借りたり、道具の力を借りたりなど、さまざまな形でなるべく自分だけではない力を活用しながら結果を出せるように考えるというような発想もとても重要です。
少し前に疲れて帰った母が冷凍食品の餃子を食卓に出したところ、子どもは喜んだけれども、夫がそれを手抜きと攻めたということが話題になりました。
しかし、実際には工場で作られている冷凍餃子の方が一般的に家庭で作られている冷凍餃子よりもずっと細かい工程で作られており、より味が美味しくなってるということをメーカーが説明して、それに賛同する人が増えたのです。
参考
冷凍餃子の「手間抜き論争」がバズった理由 「企業と生活者が共に紡ぐ物語」のつくり方 | 食品 | 東洋経済オンライン http://krs.bz/katsumaweb/c?c=142962&m=175424&v=b140653b
まさしく、自分の余裕というのはどういう視点で、どのような考え方で物事を見るかによって変わってきます。はたから見るとサボっているかもしれませんが、実際には中長期の生活を最もサステイナブルに、そして充実して過ごそうと思った場合にベストの手段を尽くしているということを説明できればいいのです。
そして私たちも自分の生活の中で手作り餃子信仰ではありませんが、必要のないリソースをかけているにもかかわらず、それをベストとして捉えていないかということを見直す必要があります。
ベストを尽くすことを止めるわけではありませんが、元々の地力を鍛えて、余裕がある範囲で実行能力が備わるようにしようと考え直した方が良いと思います。元々の基礎能力がないのに、その場でベストだけ尽くしても決して成果が上がらないのです。
2日目の課題は
・あなたは、「ベストを尽くす」信仰にはまっていませんでしたか? いろんな場面でついついベストを尽くそうとして全力投球をしていませんか?
・あなたは、今現在のパフォーマンスというのは、今日のさまざまな実行機能ではなく、過去の蓄積によってほとんど決まっており、だからこそ過去の蓄積があれば余裕を持って実行できるほうがよほど成果も上がるし、パフォーマンスが高いということを理解してきましたか?
・あなたは、ありとあらゆることをなるべく自分の力だけで行おうとしていませんか?しっかりと人の協力を得たり、様々な道具やサービスを活用しようという目をいつも持っていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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