登録日:2023/05/02
5月2日 火曜日
こんにちは、勝間和代です。
相変わらずいつも小さいことにずっと悩んでしまうのですが、最近の小さくて大きな悩みは持ち歩くキーボードです。
もちろんノートパソコンであれば最初からキーボードがついていますので、持ち歩く必要がないのですが、問題はスマホの方でして、長文を書くときに音声入力だけでは必ず間違えるので、その修正にキーボードが必要になります。
その時に高いキーボードであれば重くなるし、安いキーボードであればうちにくなるということで、その間を相変わらず模索中です。
特に問題は何といっても重さよりも大きさでして、カバンの中に大きくかさばるのが嫌なのです。
とりあえず今は3つぐらい買ってみて、中ぐらいの大きさのにしようかと思っています。
また外出も重要でして、傷つきやすいものですよ。どんどん角とかが取れていてしまうので、それはそれで気分が悪くなります。
本当にこういった肌に触れるものというのは微妙な品質の違いが生産性に響くので難しいといつも感じます。
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これからの働き方を考える ~ その6 結局は全て複利に行き着く
おはようございます。勝間和代です。
昨日は誰と働いて誰を顧客にするかということについて、積極的に自分で選択していこうという話をしました。そこに自分のやりたいことが一直線に並ぶと仕事が苦痛どころか楽しみになりますので、是非そのようなイメージを持ってみてください。
そして今日お話ししたい内容は
「結局は全て複利に行き着く」
になります。
いわゆるベテランの人たちがそうでない人に比べると仕事のやり方に余裕があるのはノウハウが溜まっていて、同じ結果を出す時に少しの能力ですむからです。ところが、最近はそのベテランの技をテクノロジーが代替したり、あるいはそもそも市場が変化してしまって、ベテランの人たちのノウハウが生きなくなっているのが問題です。
もともと大企業の年功序列というのは、だんだんその企業に馴染んできた人たちがより重要な人材になっていくという前提もあったのですが、最近はそのようなものもなくなってしまいました。だからこそ、逆に私たちがもしキャリアアップを図りたいと思った場合には、自分の軸の中で一体どの部分を複利として育て結果ということについて検討していく必要があります。
よく私は年を取るほど、経験を重ねたほど、市場価値が上がる仕事でないと、特に高齢になった後に仕事がなくなるということを感じています。例えばアナウンサーやモデルのような仕事というのは女性の場合、20代30代が花形で40代になるとだんだん仕事が減ってきて、50代以降は何か仕事を変えない限り、かなり厳しくなっていくでしょう。これは若さと美しさがキャリアの軸であって、加齢と共に複利で増えてはいかないからです。
一方、林真理子さんのような執筆家はもともとコピーライターで始まり、それから著述業に転じて、今では直木賞の選考委員にもなるほどの大御所です。これは若さではなく、積み上げが武器になる仕事だからです。
自分の軸がある仕事があれば、例えテクノロジーが変わったとしても、そのテクノロジーを上手に使いこなして一緒に成長していけば良いわけであり、追い風になっても迎い風にはなりません。私の友人で営業のセミナーをやってる人がいますが、感心したのがやはり営業スキルやさらにそれを教える力は年とともに上がっていきますし、またコロナになってから、対面のセミナーからオンラインセミナーに変わって、ますます移動時間がなくなったのでセミナーの内容も充実したし、仕事も増えたそうです。
とにかく経験や加齢が追い風になるものは何かということを考え続けます。やはり友人のカウンセラーさんはもう予約が取れないぐらい、いつもいっぱいだそうです。これはカウンセリングという仕事が経験値がどんどん溜まってけば貯まっていくほどより的確なアドバイスができるようになるからです。
会社経営などもある意味、だんだんノウハウの蓄積が良い方向に影響する仕事の典型でして、だからこそ、オーナー企業が2代目3代目に社長業を譲るのが難しくなるわけです。
また、当事者にノウハウなどが蓄積されることもとても重要ですが、加えて、顧客層がだんだん厚くなっていくということがキャリアの形成において必須になります。より良い製品やサービスが提供され続けることで、これまでの顧客がリピーターになることに加えて、さらにより若い新規の顧客が継続的に流入するような状況を作っておかなければいけないのです。
このような構造が個人でもあるいは組織でもできあがっているかどうかということが重要になります。そして、マニュアル通りに何か仕事を行うことはこの複利が働かないので不利なのです。あるいは自分が独立してビジネスオーナーになると色々なノウハウを自分自身に貯めるだけではなく、自分が経営してる企業のほうにも貯めていくことができるため、有利な展開が可能になっていきます。
実は企業に勤めていると、ノウハウの蓄積が企業側に溜まってしまって、社員側にはその一部しか得られないというのはそこそこ大きな損失です。そのことに気づいていない人が意外と多いのです。あるいは個人に貯まっていったノウハウもその活用がその企業に依存してしまうため、その企業を辞めたり、定年後に活用できないなど足かせも生まれてしまいます。
キャリア形成において、収入がどれぐらいあるか、あるいは増えるかということよりも、どのぐらいなんのノウハウが自分に複利で溜まっていくのかということのほうがより重要です。私が総務やアシスタント部門よりはできれば人事や営業、開発といったような職種の方がキャリア形成に有利だと説明をしてるのは、やはり、ノウハウの蓄積がやりやすいからです。
私は一般的な人よりも労働時間が短いと思いますが、その労働時間の短さを最も支えている要因というのは実は文章の作成能力です。それは単に説明対象の文章を考えて色々な表現でわかりやすく構成するということだけではなく、それを音声入力や親指シフトを使って具体的なプロダクトに仕上げるということができるからです。
これはもう20代の頃から何十年も培って育成したものですので、逆にこのノウハウが生きる仕事であれば何をしても良いわけです。以前から音声入力の素晴らしさについて説明し続けていますが、実は音声入力はそこそこエラーがありますので、このエラーを素早く直す能力とセットでないとあまり役に立ちません。それがまさしく親指シフトとのセットになってるわけです。
複利で積み上げる能力というのは、その人1人1人が自分が最も楽しく積み上げられるものを選べばよいと思います。そして、会社が変わっても仕事が変わってもその軸となる能力が生きるところに移り、そのノウハウを積み上げていくことができればキャリアは伸びていきます。そして、それが一つの柱ではなく、2本から3本あるとその組み合わせがその人の付加価値になっていくわけです。
例えば、医師のような職業は比較的そのような積み上げに向いています。様々な臨床や医師としての経験を通じて、有形無形のノウハウが本人に溜まっていくからです。ただし、それだけではなく、最新の様々な医療テクノロジーやあるいは研究成果も踏まえて、一緒にアップデートしていかないと若い医師に抜かされかねません。
Web デザイナーやプロダクトデザイナー、ファッションデザイナーも年を取ればとるほど仕事が増える人と、蓄積がないため、平凡なものしか作れず、同じものであれば若い人に代替されるという形でだんだんと仕事が減っていく人に分かれていきます。特に最近はIT に対するリテラシーも必要になってるため、それらの使いこなしと合わせて能力が高い人がどんどん珍重されます。
毎日の仕事の中で少しずつでも良いので、他の人に代替されないようなノウハウややり方が自分に蓄積していくのかどうかということを考えてみてください。特にそういったものが将来的に AI や他の技術で取り換えられないということも必要です。あるいはそのような先端技術と合わせてノウハウを積み上げていきます。
私たちは資産形成をドルコスト平均法などで複利を活用して増やしていきますが、それと全く同じ仕組みで自分のスキルやノウハウについても常に毎年複利で増やしていく必要があるのです。そうしないと新しいテクノロジーや若い人達にあっという間に負けてしまいます。
特別なスキルがないと思ってる人であっても、例えばコミュニケーション能力については、毎年向上させる余地があります。若い頃は分からなかった。相手の気持ちや機嫌をコミュニケーションについても、だんだん訓練を重ねることにより年を取れば取るほど言葉にしない相手の気持ちがわかるようになっていくはずです。
そして、このようなノウハウはカウンセリングや営業だけではなく、ありとあらゆる職種に有効に働きます。なぜコミュニケーション能力が高まるかというと、自分のことを相対化していくことができるからです。若い頃が自分が100% ですが、だんだん年を取れば取るほど自分の割合が減っていって、他の人への興味や他の人に理解が進んでいきますので、そのことによってコミュニケーション能力をあげていくことができます。
年をとれば取るほど収入が増えて労働時間が減る人と、どちらも横ばいの人、あるいは逆に収入は減るし、しかも労働時間が増えてしまう人がいます。この違いの鍵はどこにあるかと言うと
「どれだけ市場で他の人に役立てそうなスキルが複利として伸びているかどうか」
に尽きるわけです。いわゆる美人系のスキル育成が難しいのは40代50代以降に伸びるどころか縮んでいくためです。
仕事時間においては、仕事に打ち込み、楽しみながらそのようなスキルを積み上げていきますし、また仕事以外の時間においても、幅広い人との付き合いや、様々な知識の獲得や活用により、他の人には追いつけないような組み合わせ能力を高めていくわけです。
そういえば昨日偶然、とあるゴルフ場で堀江貴文さんにばったり会って少し会話をしましたが、堀江さんも、色々な意味で人生の苦難を歩みながらもノウハウを積み上げ未だに大きな付加価値を社会に提供し続けているわけです。
私たちは資産の積み上げと言うと、ついつい金融資産の積み上げばかり考えてしまいますが、自分自身の中にどれだけ様々なスキルが積み上げられているのかということについても日々考えていく必要があります。ドルコス平均法で資産を積み上げて、その複利効果に驚いてる人は多いと思いますが、全く同じようなことがソフトスキルでも起こっていますので、ぜひその視点を自分の内部にも持って、しっかりとした積み上げができているのかどうか考えてみてください。
6日目の課題は
・あなたは、キャリアも最後は複利に行き着くという考え方を持っていて、自分の軸が複利で増えていくような環境を作るようにしてきていますか?
・あなたは、自分の身の回りの人について、年を重ねるほど複利でキャリアがより良い方向に行く人と、逆の方向の人を見てその違いをしっかりと学び、ドルコスト平均法のように自分のノウハウについても積み立てて自分に貯められるように考えていますか?
・あなたは、自分のスキルの育成はテクノロジーとセットであり、テクノロジーもスキルも両方を活用しながら、他の人よりも早いスピードでノウハウを貯めていくことがキャリアの鍵であるということを認識していますか? それを実行していますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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