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家の中でも電熱服来ています、便利です

登録日:2022/11/22


11月22日 火曜日

こんにちは、勝間和代です。

私は電熱服のヘビーユーザーでして、冬になると一日中外に行く時には電熱服ばかり着ています。

その最大の理由はとてもシンプルで、温度調整ができるからです。電池を切って一番低くしてもいいですし、三段階にわたって温度の調整ができますので、電車の中とかで熱い時には電源を切ればいいし、また外で風が強くなってきた時などには、電池の温度を一番高くします。

家の中でもエアコンをつけていることはあるのですが、エアコンですと、自分以外の遠いところの空気も全部温めるので、あまり効率的ではありません。

それに較べると電熱服の場合には、自分の周りの空気だけをきっちり温めますので、非常に効率的です。実際に来てもらうと分かるのですが、一日中ほんのり温かい状態で家で暮らせたら仕事ができるというのはなかなか幸せです。

小さなリチウム電池一つあれば半日持ちますので、よかったら、試してみてください。洋服に関しても電熱というのは本当にイノベーションだと思います。

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睡眠は人生の中で最も重要である ~ その6 最高の寝室を演出しよう

おはようございます。勝間和代です。

昨日はやる気を軸にした睡眠の管理方法について説明をしました。とにかくやる気がないときというのはドリンク剤その他でごまかすのではなく、速やかに睡眠が取れる状況を作り上げることが必要です。Googleのような先端企業が昼寝室を設けているのはそのためです。従業員を甘やかすためではなく、従業員が最高のパフォーマンスを発揮できるための環境を整えようとしています。

是非、私たちも自宅でも会社でも色々な形で最高のパフォーマンスが出せるような睡眠システムを構築してみてください。そしてそういう意味でいますと、もっとも重要な睡眠の構築は

「寝室の作り方」

になります。

睡眠が人生の基礎として最重要であるのであれば、家の中で最も重要な場所というのは寝室になります。ところが多くの場合、寝室についてはさほど気を使わずにスマホをついつい持ち込んだり、部屋が乱雑になっていたり、あるいはなかなか良い寝具を使わなかったりなど、色々な弊害があると思います。

私も睡眠アプリで睡眠スコアを取り始めたころはそこまで睡眠スコアが良くなかったのですが、寝室の環境をコツコツ整えていったところ、どんどん睡眠スコアが上がって行ってびっくりしました。具体的に行ったのは以下の通りのことです。

その1 枕を変える
その2 マットレスを変える
その3 部屋にスマホやタブレットを持ち込まない
その4 良いスピーカーを設置して良い音楽を聴きながら眠れるようにする
その5 基本的には目覚ましを使わず、どうしても使わなければいけない時には、音のなる目覚ましではなく、スマートウオッチの振動で起きるようにする

そうすると、以前は 7 時間半とか 8 時間寝てもそれほど良いスコアが出なかったのですが、だんだんと 7 時間を超えてくると十分に良いスコアが出るようになってきました。

とにかく大事なことは寝室というのは寝るためのスペースとして特化し、それ以外のことをしてはいけないということを自分に聞かせるということです。もしどうしてもスマホがいじりたかったり、パソコンを使いたかったらリビングで行って寝室には持ち込まないようにするわけです。

私は匂いがあまり得意ではないので、アロマは持ち込んでいませんが、アロマなどを使ってリラックスできる寝室を作ることも人によっては必要でしょう。

そして温度管理も重要でして、熱くもなく寒くもない状況で一晩ぐっすりと眠れるようにしないと寒すぎたり、暑苦しかったりすると途中で目を覚ましてしまいます。

シーツや枕カバーもなるべく暇な時には定期的に洗濯をした方が気持ちよく眠れます。清潔に保つ必要があるのはもちろんのこと、それを洗濯してすっきりしてるという気持ちが安眠を招くのです。

寝室が一人ではなく、配偶者や家族と一緒に寝ている人も多いと思いますが、どのように自分のパーソナルスペースを確保して睡眠を妨げられないようにするかということについては、それぞれの家庭の事情に応じた工夫が必要でしょう。

親の安眠も大事ですし、子供の安眠も大事です。ですので、できれば川の字で眠るよりはそれぞれベッドなどを使ってパーソナルスペースを確保し、お互いの睡眠が干渉しないようにする必要があります。

そのような観点から考えますと、ついついリビングやその他を広めにとってしまって、小さな寝室で我慢をしてる場合もありがちですが、寝室にもたっぷりとしたスペースを上げることも必要です。ベッドなどもなるべく手足が十分に伸ばせる大きなものにするわけです。

片付けで断捨離において、私のお勧めはまず寝室から行うことです。寝室はそもそも寝具以外には何も必要ありませんので、寝室にあるものはどんどん捨てるなり収納するなりにして、寝室にある睡眠に不要なものを全てどかしてしまうことで、安眠環境を作ることが可能になります。

また眠る時に私たちのお腹の具合は満腹すぎても、すきすぎてもなかなか眠ることができません。上手に食事サイクルを睡眠に合わせて構築する必要があるのです。また、夜の飲酒が危険なのはなぜかと言いますと、お酒は眠気を誘う効果がありますが、どんどんお酒で眠るようになると、体がお酒を飲まないと寝付けないようになり、アルコール依存になる可能性が高くなるからです。

カフェインも夕方以降は取らないことが好ましいですし、そういう意味でいますと、アルコールも夕方以降を摂らないということは、すなわち昼間は飲めませんので、 1 日中取らないことが望ましいということになり、睡眠のためには結果的には禁酒になっていくのです。

眠ってる間は体圧を上手に分散する必要がありますので、マットレスの品質はとても重要です。私はニトリが作っている N スリープというシリーズのマットレスを使っています。こちらは比較的安価ですが、スプリングがたくさん入っていて安眠を誘います。そして、マットレスの方向も半年おきぐらいに上下を変えたり、あるいは表裏をひっくり返したりして、なるべくスプリングの減りを均一にします。

不眠を医師に相談に行くと、医師に睡眠薬を処方されることが多いのですが、睡眠薬はアルコールと同じで依存性が非常に高いもので使用には注意が必要です。そして、社会的に特に問題になっているのは、睡眠薬依存になると認知症の発症リスクが高まる可能性があることです。

参考
「睡眠薬に頼る人」に伝えたい身体へのリスク | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース http://krs.bz/katsumaweb/c?c=135558&m=181355&v=7b6b7a29

睡眠薬によって本当に 100% 認知症のリスクが高まるかということについては、まだ賛否両論ですが、少なくともいくつかの研究により、睡眠薬を飲まない人よりも飲んでる人の方が発症確率が特に高齢者においては高くなるということが分かってきています。

もちろん最近は依存性が低い睡眠薬など新しいタイプの睡眠薬も開発されていますので、必ずしも睡眠薬のすべてがダメというわけではありませんが、やはり寝酒と同じで安易な依存はリバウンドを起こします。

昼間に十分な活動を行って体をしっかりと使うことや、寝室にスマホを持ち込まないこと、目先をしないことなど、基本的なことをまず見直してから、本当に自分の睡眠状態が良くないのかということを確認する必要があると思います。

また、睡眠時無呼吸症候群は男性でも女性でも数 % 以上の発症確率があり、かなりの頻度で見られる重篤な病気です。最近はスマートフォンのアプリでいびきの録音などができますので、その時間数を確認することができますし、また、睡眠アプリを使えば、あまりにも深い睡眠が少ないという時には、睡眠時無呼吸症候群を疑う必要があるでしょう。

参考
市民のみなさまへ|一般社団法人日本呼吸器学会 http://krs.bz/katsumaweb/c?c=135559&m=181355&v=9c76dcbe

いびきについても習慣的にいびきをかく人は何らかの鼻や喉や呼吸の障害がある可能性がありますので、注意が必要です。単純に一緒に寝る人が不眠になるというのも大きなリスクですが、本人にも血栓などのリスクがありますので、早めの睡眠外来の受診が必要でしょう。

寝室というのは人生の 1/3 を過ごすところですので、極端な言い方をすると人生の支出の 1/3 を寝室に当ててもよいぐらいです。そう考えると、枕でもマットレスでも布団でもかなり高価なものを使ったとしても、実は元が取れると考えるとわかりやすいでしょう。そして、家の中のスペースも十分に割り当ててあげます。

特に騒音などがある程度ある人にとってはたまに睡眠休暇を取って少し静かなホテルのような場所でしっかりと眠る必要もあるでしょう。また引っ越しの時には賃貸にしろ購入にしろ最重要ポイントは寝室であると考えて、騒音もないし、変な光も入らないし、十分な休息が取れる家かどうかということを確認する必要があります。

私が様々な出張で何だかんだいってスーパーホテルが好きなのは眠ることや寝室に対してとても考慮がされてるからです。一方どんな立派なホテルであっても、変なスプリングの温度調整も難しい部屋では十分な睡眠をとることができません。

参考
データが示す快適睡眠 - スーパーホテルのぐっすり研究所 http://krs.bz/katsumaweb/c?c=135560&m=181355&v=9dd67a56

ある意味自宅というのは眠ることが主たる役割だと考えて、睡眠をどうしたら最も深く効率的に取れるかということから、逆算して家を作っていくのです。また、自宅以外の宿泊先も同様でして、とにかくホテルを選ぶ時でも何でも、最も良い睡眠を取れるところはどこかという観点から選んでいきます。

逆に言いますと、夜行バスでの移動などはもっての他でして、わざわざ体を疲れに行くようなものですので、健康というお金には全く変えがたいものを犠牲にするわけですから、とにかく新幹線でも何でも良いので、昼間に移動して夜は眠れる環境を作らなければいけません。

睡眠の質について、私たちは能動的にはコントロールができませんので、その環境を整えるしかありません。そして、その環境を整えるためには何といっても寝室が鍵になりますので、とにかくできることは何でもするというようなことをやっていて、その睡眠スコアがどのくらい上がるかということを確認していってみてください。

最高の睡眠や最高の寝室というのは最高の非地位財になるはずです。

6 日目の課題は

・あなたは、最高の睡眠を得るために、どのぐらい気を遣って寝室の環境をこれまで整えてきていますか?また、ホテルなども睡眠を中心に選んでいますか?

・あなたは、眠りが浅かったり、寝付けない時にはむやみに睡眠薬やお酒に頼らずに、昼間の活動を多くしたり、スマホを夕方以降やめてみたり、寝具を整えたりなど外周から環境を整えていますか?

・あなたは、毎日の生活を睡眠を軸に展開していますか?寝室で最高の睡眠を眠るために昼間や夕方の活動をコントロールしていますか?

です。

---ここまで---

いかがでしたか?
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