登録日:2022/06/14
6月14日 火曜日
こんにちは、勝間和代です。
1ヶ月前に納車されたリッターバイクですが、シートをローダウンをしていたのですけれども、それに合わせたショートスタンドの長さがイマイチでちょっと倒立しすぎていて、気をつけないとすぐに倒れそうな角度だったので、とりあえず乗ることができませんでした。
そこでスタンドの加工をお願いして、じっと待つこと1ヶ月ようやく納品されまして、無事ショートスタンド付きのリッターバイクが完成です。
これでリッターバイクにしては比較的シートも低いし、しかも風や道の傾きにも負けずに倒れないバイクが完成したのでようやくこれで全国色々なところに行けそうです。
リッターバイクにもあと何年乗れるか分かりませんので、とりあえず体力が続いてくれる限りおいてはこのバイクを使って全国を回ってみたいと思います。
650ccのバイクですと2時間から3時間位がこれまでの限界でしたので、リッターバイクになるともうちょっと振動も少なくなりますし、安定もするのでもう少し長い距離走れるかなと思っています。
リターンライドの時の夢がまた一つ叶ってとても嬉しいです。
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やめる技術 ~ その4 やめたいものがもたらしてる効用の代替案を探す
おはようございます、勝間和代です。
昨日は、やめる技術というのは自分の意識と無意識の協力体制が重要であり、特に無意識をどうやって味方につけるかが鍵であるという説明をしました。是非とも自分の中にいる駄々っ子みたいな子をどうやってやる気にさせるかということを意識してみてください。
さて4日目にお話ししたい内容は何かと言うと
「やめるためには、やめたいものがもたらしているわずかな効用を別のもので代替できないかを探すこと」
になります。
典型的なのがやはり仕事でして、結局私たちがなぜ意に沿わぬ仕事をするかと言うとそこから報酬があるからです。したがってその報酬があるからこそやりたくない仕事をするという悪循環を断ち切るためには
その1 報酬が生じる別の仕事を探す
その2 無駄遣いをやめて、その報酬がなくとも暮らせるようにする
の二本立てになるわけです。片方だけだと結構大変ですので、その両方を併用していくことをおすすめしたいと思います。
私が20代の時に住宅ローンを組んで一番後悔したのは、銀行員をやめて何か別の仕事に就きたいと思った時にも、ものすごく一定以上の住宅ローンを払うだけの給与でなければいけないという縛りでした。
もしこの住宅ローンがなければ、より安い賃貸にしてもいいし、最悪、実家に家族ごと転がり込んでも良いわけで、色々もっと年収制限のない仕事を探すことができたのに、住宅ローンのせいでとりあえず現状維持はしなければいけないということがとても面倒くさかったのです。
それに懲りたので、私はどんなに自分の収入が増えたとしても住宅ローンを組むことはもうやめています。いつでもどこでも自分の収入を下げてもよいというオプションを取っておきたいからです。
私が常々収入の8割で暮らすことを口を酸っぱくして説明をしてるのは、嫌な仕事をやめる権利を常にもつためです。 また自分が嫌だと思ってることを行っているとついついストレスが溜まりますので、買い物依存症のような形で人にちやほやされることを選んでしまってせっかく我慢して得られた収入も雲散霧消してしまいます。
何かをやめたいと思った時には必ず、それを補える手段が何かないかということを常に探す習慣をつけてみてください。またはじめから自分が嫌だと思うことについてはやらない習慣をつけておくと、やめる必要すらなくなります。最初の段階で嫌だなと思ったことについては手を出さない心構えをしておくのです。もちろんそのことによって人間関係にひびが入るとか断らなければいけないとかいろいろな面倒臭さが生じると思いますが、その面倒を乗り越えないといけないのです。
お酒やスイーツなどもどういう効用があるかというと一番簡単な効用は
「副交感神経を刺激してストレスを解消すること」
になります。だからこそ私たちの無意識がやみつきになるのです。だからこそ全く同じ結果を導きたいとしたらお酒やスイーツではなく、お茶やスポーツといったようなより健康的な代替案を常に探して行く習慣が必要になります。
人付き合いも同じでして、なぜ私たちが100%気に入ってる人でない相手に対してもなんだかんだいって付き合ってしまうかというと、自分一人で行動するよりは誰かと一緒に行動する方が好ましいと思っていて、しかも、その人が何となく一緒に行動してくれるということが分かっているからです。
これは配偶者や仲の良い友人のケースがありますが、いずれにしても、本当はより一緒にいて気持ちが良い人がいるにも関わらず、ついつい、気軽に一緒にどこかに行ってくれる人や誘いを断らない人に頼ってしまうわけです。
私が最近あまり意に沿わない友人付き合いをやめたり、減らしたりすることができた一つのきっかけは
「自分が所属するゴルフクラブの一人予約に臆さずに行くようになった」
ことです。それまで正直色々とカチンとくることがあったり、あれ、と思うことがあったのですが、それでも平日に一緒にゴルフに回ってくれる友人というのはなかなか貴重だったので、ついつい頼りがちになっていました。
ところが勇気を持って、自分の所属するゴルフクラブに平日や休日に一人で参加してみたところ、いろいろと魅力あるたくさんのメンバーさんと友達になることができて、もっと気持ちよくゴルフができるということが分かりました。わざわざ過ごしていて嫌な気分を押し殺してまでは一緒にいる必要がないということに気づいて、よりゴルフライフが楽しくなりました。
人に対しても物やサービスに対しても、7つの習慣で言うところの
win-win or no deal
を追求していけばよいわけです。仕事についても自分がやりがいを感じていて、かつ報酬がもらえるのであれば全く問題ないのですが、自分の気持ちをすり減らしながら収入を得るということは相手と自分の間が win-win ではありません。
そしてなぜ、win-winでない関係性を続けてしまうかというとそれは自分たちが主体性を失っているからです。自分がイニシアティブを取ってその関係性や関わりを続けるかどうかということについて責任を持てば自分が嫌だと思ってること、やめたいと思ってることに対していつまでも引きずられる必要はありません。
そういう意味ではやめる技術というのは主体性を持つ技術と言い換えても良いと思います。まさしく自分が主役であって、かつ、中長期的な目標を考えてそこから優先事項を導き出すという7つの習慣の中の最初の3つの自立の習慣がないとできないわけです。
今朝たまたまプロントというカフェに入って、開いていた席の目の前がたまたまテレビだったので、普段全く見ないコマーシャルを見ていたのですが、久々に見ると本当にびっくりしました。美しい女優や男優さん、タレントさんが色々な商品を使って見せて、いかにも、その商品を使うと私たちがそうなれるような錯覚を起こすようなコマーシャルばかりだったからです。
しかしその美しい女優さんや男優さんはもともと美しいのであるし、まして、そのコマーシャルで使ってる商品を本当に使ってるかどうかは全く分かりません。しかしこのような画像を繰り返し繰り返し見せられてしまうと、確かに、自分たちの内側にいる象さんは盛大に勘違いするだろうなということはよくわかりました。
なぜ私たちが普段の生活でテレビや YouTube のような広告モデル付きの画像を見るかと言うと、何らかの形で情報を得たいと思っているからです。また、ある程度の情報を得ていないと人と会話ができないし自分が社会から置いてかれるのではないかという懸念を持つからです。
そのような報酬を得たいと思った場合には、一番簡単なのはしつこいようですがひたすら本を読むことです。もし書籍代がもったいないと思うのであれば図書館でも Kindle Unlimited でも、色々と金額を制限する方法はありますので、自分が全く知らないことを知る方法として広告を介することなく情報を手に入れられるわけですから、その方法を使うに越したことはありません。
また実際に本を読もうと思ってもなかなか目を使う機会というのは限られていますので、私はひたすら移動時間中にKindleの読み上げを使うことで補っています。歩いてる時には読み上げで聴きながら、電車などに乗ったら今度は目で読み始めて、電車から降りる時にはまた読み上げに戻すわけです。
これまでの生活の中で本を読んで人生が変わったと思うことはたくさんありましたが、テレビを見たら YouTube を見て人生が変わったと思うことはほとんどありませんでしたので、やはり見返りの大きさで言えばはるかに本の圧勝だと思います。
結局、ありとあらゆる場面で何を続けて、何をやめるかということについては、冷静にこれまでの実績を振り返ることをお勧めしたいと思います。自分が使った時間やお金や気持ちに対して一体何が返ってきたのかということを考えると、本当にそこに投資したものが良かったのか悪かったのかということを冷静に評価することができるでしょう。
そういう意味では色々と新しいことを常に情報を入れたりチャレンジをしたりして、何か今やってることよりもより良いことがあるのではないかということを常に考えていく必要があります。
ちょうど昨日の無料メールマガジンで少し触れたのでコミュニティでも話題になっていましたが、最近私は再びサポートメールの音声入力を Google ドキュメントで行なっていまして、それはなぜかと言うと、フットスイッチを手に入れて Google ドキュメントの音声のオンオフをやりやすくしたためです。
Google ドキュメントの音声入力は使ったことがある人は知ってると思いますが、 なぜかたまにうまく反応しなくなることがあるので、そういう時には一度音声入力をつけて切ることが必要になりますが、そのたびにいちいちキーボードを使ったにマウスを使ったりするのが煩わしかったので、キーボードやマウスを使うことをやめてフットスイッチを使うことを思い立ちました。
結局ありとあらゆる場面で様々なことをやめる必要があるのはなぜかと言うと、私たちの日常生活の中の新陳代謝を促すためです。古いことをやめていかないとなかなか新しいことを入れるスペースがないので、同じ効用をもたらすものを探して積極的に新しいものを取り入れて古いものをやめていくわけです。
そういう意味では新しいものを試してみていまいちうまくいかなかったら、また古いものに戻せばいいという割り切りも必要です。やめるということに対して私たちがちょっと抵抗があるのは、もしやめて不都合があったらどうしようかと思うからであって、 もし新しいやり方に不都合があればさっさと古いやり方に戻せば良いだけです。
仕事においてもポータブルスキルが重要になるのは、職場や職種を変えてみてうまくいかなかったら元の職に戻ったり、あるいはまったく別の職場を探すということが可能になるからです。
結局、やめる技術というのはやめた後にどうするかということをさまざまな代替案を見極める技術と考えることも可能です。
是非今現在やめたいものあるいは改善したいものがある場合には、それに変わった時に何が候補になりうるかということをいつも考え続けてみてください。そして機会があったらどんどんそれにチャレンジをしていくのです。
4日目の課題は
・あなたは、何かやめたいものについてどうしてもやめる決意がつかない時には、なぜそれを続けているのか同じことを別の方法で得ることができないかということを冷静に考えてきていますか?
・あなたは、何かをやめるということは主体的にものを考えるということが本質であり、自分にとってゴールが決まっていて優先順位が決まっているからこそ、そこに合致しないものはやめられるという自立の習慣が必要だということを認識していましたか?
・あなたは、職場でも人付き合いでも常に唯一無二の方法があるわけではなく様々な方法の中でたまたま自分がそれを採用してるだけであり、もし不都合や不愉快なことがあった場合にはどんどん新しいことを試してみるということを行ってきていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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