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自撮り棒よりも良いアイデアを思いつきました。 スマホスタンドオンスマホスタンドです。

登録日:2022/02/07

2月7日 月曜日

こんにちは、勝間和代です。

相変わらずスマホの目線問題に悩んでいますそして、自撮り棒をしばらく試していたのですが、自撮り棒の問題は何かと言うとちょっとグラグラすることと、何と言っても組み立てに時間がかかることです。

自撮り棒の状態からスマホスタンドに変化させるのに4つぐらいレバーを引かなければいけないのと、さらに高さを調整するのでそこそこの時間かかってしまって毎回毎回セットするにはちょっと不向きです。

そこでふと考えたことは何かと言いますと、通常のわりと背の高めのスマホスタンドの上に、これを地面と水平にして、さらにもう一個スマホスタンドを置けば高さがあうということです。

これは一瞬で組み立てられるし、自撮り棒を持ち歩くよりはずっと軽いという利点があります。

ちょっとスマホスタンドの場所を気をつけないと スマホの下の方に干渉してしまうので、どのスマホスタンド2つの組み合わせが良いのかは、手元にあるスマホスタンドで色々確認してみたいと思いますが少し光が見えてきて嬉しいです。

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---サポメ本文---
やる気の仕組みを理解する ~ その6 知力と体力を引き上げることでやる気を節約する

おはようございます、勝間和代です。

昨日はやる気については好循環と悪循環があって、何かうまくやる気にスイッチが入った時にどんどんそれに対して良いフィードバックや報酬がやってくると自然と次のやる気が出てくるという仕組みを説明しました。

しかしやる気というのもある程度の限界があります。やる気というのはある意味、充電池のようなものでして、朝一番充電された状態で始まりますが、昼にだんだん消耗していて夜にはまた眠らないとどうしようもなくなって、寝てまた充電されるようなイメージです。

そして今日お話ししたい内容は何かと言いますと

「やる気の燃費を良くしよう」

ということです。同じガソリン車でもリッター20キロ走れる車もあればリッター5キロぐらいしか走らない車がありますが 、それはなぜかと言うとエネルギー効率を上手に地面に伝えることができてるかそうではないかという差になります。

私たちもやる気は一定量しかありませんので、あまりにもやる気を無駄遣いするとあっという間になくなってしまうわけです。ではどうやったら無駄遣いをしないようにすむかと言いますと、何と言っても

「やる気がなくてもある一定のパフォーマンスは出せるようにする」

ということです。どういうこといってるかといいますと、平たく言うと

「手を抜いても十分にパフォーマンスが出るようにする」

ということなのです。もちろん手の抜きっぱなしではなく、そこでしっかりとセーブしたやる気については、別の場面で自分が慣れないことをする時に力を振り絞ったり失敗を認めたりする時に使うようにします。

ではどうやってやる気の節約をするかということなのですが、やはりなんといっても必要なのが

「知力と体力の充実」

になるわけです。

よく読書をしたいけれどもなかなか読書をする暇がなくてついネットサーフィンしたり、 YouTube のサーフィンばかりしてしまうと嘆いてる人が多いと思いますが、これはなぜかと言うと文字を読むのに今持っているやる気では賄えないぐらい知力が必要になるので、ついつい先延ばしにしてしまうということです。

それが例えばある程度速読のテクニックを持っていてまるで漫画を読むようにスラスラと何でも本を読めるのであれば、多少よりに疲れていたりやる気がなかったり、あるいは5分10分しか時間がなかったとしても読書をすることにそもそもやる気が必要ないわけですから、簡単にたくさんの本を読めるようになります。

結局やる気というのはある意味

「普段慣れていなくて、自動運転できないことに対して、多少追加で投入してあげる燃料」

みたいにイメージしてると分かりやすいと思います。もちろん自動運転そのものにはせいぜいスイッチを入れるぐらいの多少のやる気が必要ですが、その後はなれていることであればルーティンのように回すことが可能になります。

私が最近面白いなと思ったのは、コロナになって旅行や外食が少なくなり、ゴルフのラウンドに行く機会がかえって増えたことで、やたらめったら歩くようになったことです。タイでゴルフは1ラウンドしますと1万5000歩から2万歩ぐらい歩きますので、週に数回行っているだけでも、相当脚力がつきます。

そうすると特にやる気がなくても、徒歩10分とか15分の距離なら軽く歩けるようになりますし、足が勝手に自動運転で動くのでやる気も減りません。これが少しでもあればなくなると昨日の悪循環と好循環の話ではありませんが、あっという間に歩くことについてもやる気が必要になってすぐにやる気が消耗してしまうようになるのです。

なぜ普段の生活の中でしっかりと読書をしたり、一万歩以上歩いたりするような形で知力と体力を引き上げる必要があるかと言うと、自分を省エネ体質にしてやる気を必要としなくなると考えるとわかりやすいと思います。燃費の良い形にするわけです。

そういえば過度なダイエットがなぜ危険かと言うと、自分の食事を制限したりあるいは好きなものを食べるのを我慢するということにたくさんのやる気を使ってしまうので、他の部分でイライラしたりミスが起きやすくなるからだそうです。つまりもし体型を保ちたいあるいは痩せたいと思った場合にも、なるべくやる気を必要としない方法を開発して細く長く行なった方が結局効果が出やすくなります。

ドルコスト平均法の結果が出やすいのは、やる気を全く必要としないからでしょう。勝手に積み上がっていて勝手に増えていきますので、いちいちどのタイミングで投資をしようとかあるいは損切りをしようか利食いをしようかといったことを考えなくて済むからです。

やる気というといいことばかりのように感じてしまいますが、実際には交感神経優位にして

「逃走か闘争か」

のスイッチを入れることとも近いので、私たちの健康状態に必ずしも良い影響ばかりではありませんし、また、結果についても視野狭窄になってしまって投入してやる気ほどには良い結果が出ないということもしばしばです。

私たちに本当に必要なものはやる気ではなく順調に成果を出すことですので、やる気を使わずに成果を出せるのであればそれに越したことはないわけです。むしろやる気幻想の方が問題でして、やる気さえあれば何でも解決すると思ってしまうのが間違いで、やる気がない状態か、あるいはやる気が極小な状態でも自分の結果を出したり自分をどうやったら幸せにできるかということを考えていた方が良いでしょう。

また前にお話しした通り、人によってはやる気のレバーが異なりますので、他のことではやる気が枯渇してるかもしれない状況においても、自分の得意なことを使う場面であったり自分が好きなことであればあっという間に内側からやる気が急に湧き出てきます。

スポーツトレーニングなどをイメージして欲しいのですが、本当に良い結果を出したいと思った時に必要なものはやる気ではなく、科学的な分析とそのフィードバックに基づいた適切な指導そして練習になります。それと全く同じ事でして自分が何かを達成したいと思った時には、必要なものはやる気ではなく、自分にとって何が不足してるかということを見極めて、その不足してる部分のリソースを人から借りてきたりする時だったりする考え方なのです。

そういう意味ではやる気というのはある意味過剰強化されてると思っていまして、元々の実力が足りなかったり仕組みがうまくできていない時に仕方なく少し上乗せをするためにやる気が必要なのであって、

「やる気満々で歯を磨いている」
「やる気満々に自分の家から最寄り駅まで歩いている」

という人はほとんどいないと思います。もちろんワクワク感があって何か新しいことをするためにポジティブのやる気があるのは全く問題がないのですが、ちょっと無理めで嫌な事についてなんとかやる気を奮い立たせて自分で自分のお尻を叩くのはあまり好ましいやる気とは思えません。

むしろあらゆる場面で、どうやったらやる気を節約できるかという設計の方が重要だと思います。もともとこのサポートメールが音声入力で書き始めたのも、キーボードで叩くためにはどうしても指を使うというある程度の体力とやる気が必要になるのですが、それだと指の動きが私が表現したいものに対してのボトルネックになってしまうため、そこでやる気をめいっぱい出してすごく早くキーボードを叩けるようにするよりは、もっと自然な形で文章を残す方法は何かということを考え続けた一つが音声入力でした。

最近は音声入力に加えて、フットスイッチも入れたので、口と手と足の三つで全身入力と呼ばれているのですが、全身入力にしたほうが当然たった一つの部位が頑張るわけではないので、やる気がそれほど十分になかったとしても良質な原稿を仕上げることができるようになるわけです。

皆さんも自分の経験やあるいは自分の部下において、やる気はあるけれども十分な実行能力がない状況においては、やる気ばかりが空回りしてしまって結局うまくいかなかったということについては記憶があると思います。

何かこれまで動かなかったものについて積極的に動かすためには一定量のやる気を投入して初動をつける必要があると思いますが、一度動き始めたものについてはなるべくそれ以上のやる気を投入しなくても前に進めるような仕組みを作っていく必要があるわけです。

元々の基礎能力としての知力や体力を十分に蓄えることで、何か物事を達成したり問題解決をしようと思った場合には、トッピングとしてのやる気があれば十分な状態を整えるわけです。あるいは自分一人ではなかなか難しくて、どんなにやる気を出したとしてもスムーズにいかないような状況については、さっさと音を上げて他の人とコラボレーションをしたり救いを求めるような頭の使い方をした方が良いのです。

自分の弱みを見せることが苦手な人というのがいます。そのような人たちは何とか自分のやる気で解決をしようとするのですが、往々にしてやる気が空回りするばかりで問題がより複雑になった状態で初めて人に問題の所在を知らせたりするわけです。それよりも明らかに自分が持っている基礎能力とその日に最大出力で出せるであろうやる気合わせてもうまくいかないことが予想できている場合には、さっさと人の助力を仰いだり、場合によってはお金を使って製品やサービスを購入することでやる気を補うようにしましょう。

やる気というのは精神的な概念ですし、また、元手が無料のこともあり、ついついやる気信仰に陥って自分の基礎能力を上げないままなんとかやる気でごまかす生活を続けていますと、いわゆる燃え尽き症候群のようなことが起きてしまいます。

やる気を出さなければいけないとこれまで思い込んでいた人が多いと思いますが、是非とも今日はやる気がなくても上手く行くというのはどういうことかということを、もう少し考えてみてください。

6日目の課題は

・あなたは、やる気というのは私たちの人生においてメインではなくトッピングのようなもので、元々の基礎知力が基礎体力のようなものをより大事にしてきていますか?

・あなたは、やる気スイッチが入ると交感神経が優位になって必ずしも良いことばかりではないので、やる気スイッチを入れすぎたりあるいは燃え尽き症候群にならないようなコントロールをこれまでしてきていますか?

・あなたは、やる気がなくても十分な成果が上がってしまうような状態が望ましいというような考え方を持ってきましたか? いつでもついついやる気がないといけないと考えてきていませんか?

です。

---ここまで---

いかがでしたか?
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