登録日:2021/04/21
4月21日 水曜日
こんにちは、勝間和代です。
前からお話ししてる通り、私は原則として健康を音声入力でかけますが、特に困るのは外で音声入力をする時にあまり大声を出せないので、マイクのそばでボソボソと話さなければいけないことです。
これまではスマホのマイクに向かってスマホを持ち上げてぼそぼそと話をしていたのですが、最近は外部マイクを繋いで、外部マイクに対してぼそぼそと話をしています。
ただ問題はこの外部マイク胸元にあるとどうしても少しは大きな声を出さなければいけないので、口元まで持ってこなければいけなくて、そして口元まで持ってくると、ずっとマイクを右手で支えていけなければいけません。
そこでヘッドセット型のマイクに変えようかどうしようかとか色々悩んでいたのですが、ふと気が付いたのは
「そうだ、マスクに固定できるかもしれない」
ということでした。当たり前ですが、マスクは口にありますので、そこにクリップで挟んでくくりつければいいのです。
そして、結論としてはビンゴでして、手で持ち続ける事も無く、しかも小さな声で入力ができるようになりました。
これまでマスクを口元を覆い隠すものとしては認識をしていたのですが、そこにマイクを付けても大丈夫ということは全く気付きませんでした。
この仕組みがあれば、マスクをしたままマイクに向かって小さな声でも上手に発声が出来ますので、コロナ時代にも周りに迷惑がかかりづらいです。
いや、早く気がつけばよかった。まぁ、写真で撮るとマスクにマイクがくくりつけられてるのは相当マヌケだと思いますが、本人には見えないので良いことにします。
本当にものすごく楽になりました、嬉しい。
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---サポメ本文---
無意識を理解し、上手に付き合う ~ その5 無意識ともっと意識的に向かい合ってみる
おはようございます。勝間和代です。
昨日は私たちの無意識が1人だけではなく、様々な無意識君の集合体であり、その1人1人が色々な場面場面で多数決をしながら私達の無意識の決定が進んでいるという話をしました。
そして、無意識は意識できないから無意識なのであって、その部分についてはもう無意識に任せるしかないとあきめるのはまだ早いと思います。私たちは色々な方法を使って無意識に介入したり、あるいは対話をしたりすることができるからです。
よく言われている
「人生の目標を書き出すと、実現する」
という話ですが、これはある程度意識が、優先順位をつけてあげることで、無意識が、その道のりに向かって歩き出すからだと考えられています、しかも夢だけ書いてその夢に至るステップを全く細かく刻まない場合には何の意味もないのですが、夢に加えてしっかりとその実現に向かった具体的な行動や考え方を細かく記せば知るほどその夢に対する実現確率が高まります。
会話と言うと私達は人と人との会話ばかり思い出しますが、私たちが自分自身と様々な場面で会話をすることで、自分の無意識とも、ある程度会話をすることが可能になります。例えば私が書き物やスピーチでよく行ってる方法は、とりあえず大まかなストーリーラインだけを書き出したら、後はそのストーリーの中身については無意識に任せるというやり方です。
無意識単体ではあまりにも情報が多すぎ、参加者が多すぎ、なかなか無意識内での議論の結論というのは雑多になってしまうのですが、ある程度識者が介在することでこちらの方向という大まかな指示を出すと無意識達が集合体となってその問題を解決してくれるようになります。
また、人と会話をしてる時にその会話そのままトリガーとなって、これまで思いつかなかったことや、なんとなくモヤモヤしていたことに突然気がつく時がありますが、それは正しく相手と会話をしてるだけではなく、自分の無意識とも会話をしていたのです。
よく私が人と雑談することはとても大事だという話をしますが、それは、雑談によって自分が知らない情報を手に入れることができるだけではなく、その雑談から引き出された、自分との会話により、これまで無意識の底に眠っていてすっかり忘れていたことを色々と思い出すきっかけにもなるからです。
また、普段から自分が何を感じてるのかということについて、より気を付けるようになると無意識が感じてる事についてほんの僅かかもしれませんが、意識的に感じ取ることができるようになってきます。人と会った時にも、相手の人の肩書きや、第三者の評判とかではなく、何を感じるのかということについて、自分と会話をしてみるのです。
グーグルなどが社員トレーニングの一環としてマインドフルネスを活用しているのも、ある意味、無意識と私たちが上手に会話をして付き合っていくための一つの具体的な手法になります。今現在、具体的に自分が何を感じているのかということについてより着目することにより、マインドフルな状態になる訳です。
マインドフルというと意識的なという表現をしますが、むしろより無意識に対し、私たちが対話をしてるといった方がわかりやすいのではないかと考えます。マインドフルネスでなぜ呼吸法が用いられるかというと、私たちは心拍や気持ちについてはコントロールが難しいのですが、呼吸法だけは唯一私たちが意識的に介在してそのテンポを変えることができるからです。
つまり、変えられるところからアプローチして、私たちの無意識の全体を整えようと考えている訳です。しかも最近は絶え間ないSNSやメールの更新など、常日頃私たちは情報の多さに悲鳴をあげていますので、自分自身の感覚を取り戻すということについても注目が高まっているのです。
様々なことについて行動し、そのフィードバックを得るというのもある意味、無意識にとの会話の一種です。私たちの無意識の中でもうこれ以上の情報がないという段階になったら、とりあえず目の前の選択肢のうち、自分が無意識にいいと思うものをとりあえず洗濯してみて、その選択の結果と私たちの無意識が再び会話をすることで、前に進んでいくことができます。
その選択肢がベストかどうかは関係なく、選択をすることで新しい情報を無意識が手に入れて前に進んでいけるということの方がより重要なのです。
少し前にサポートメールで取り扱った「デザイン思考」なども、無意識を起点として、そこにプロトタイプなどを提供し、顧客の中の無意識との会話を通じてより良い製品やサービスを提供しようとする試みの一つです。顧客の無意識の声に耳を傾けたり、お客の不便さに共感するというのは、まさしく無意識に対する対話となります。
ブレストの手法の一つに「シックスハット法」がありますが、これは6種類の帽子を使い分けることで、積極的に参加者が自分の無意識の中のその帽子の色(中立的、感情的、批判的などの役割がある)になりきって対話をすることで無意識に刺激を与える方法です。
参考
シックスハット法の進め方と6つの色の役割を調べてみました | Polite Lip Stick
http://krs.bz/katsumaweb/c?c=121487&m=174309&v=a7bf1ac9
日記を書いたり、ブログをまとめる、あるいはコミュニティに投稿するというのも自分自身の無意識に対して対話をする一つの方法になります。自分は今何を感じているのか、何を考えてるかということについて言葉にしようとすると、自分の無意識と積極的に会話をすることになるからです。
無意識と会話をする時に、私達は多くの場合、母国語を使います。バイリンガルであることにはメリットも多いのですが、デメリットの一つとして無意識の蓄積に対し会話をする時に言葉が分散してると語彙がどうしても少なくなるため、なかなか深いところまで無意識と会話ができなくなる傾向があるということが指摘されています。また、それぞれの母国語というのは、単にコミュニケーションツールではなく、無意識の蓄積のための思考ツールとして様々な文化的背景まで含みますので、複数言語があればあるほど無意識との対話が混乱する可能性が出てくるのです。
これを防ぐためには、やはり幼少期にはある程度どの文化に育ち、そしてどの言葉を軸にするかということを親が積極的に選び、子供に対して環境を与えていく必要があります。そこがブレてしまうと、子供が対話言語として何を使うかに苦労してしまうわけです。
普段から私たちは様々な他人との対話、そして自分との対話が無意識を呼び起こすということはわかっていますが、さらに自覚的にその無意識の中に入っていくことで、様々な幸福感や効力感に結び付け、主観的に自分の幸せを感じ取れる手法として、積極的に獲得していく必要があります。感謝日記などがなぜ幸せになれるかというと、やはりこれも自分の幸せに対する対話の一つだからです
是非とも、無意識は私たちのコントロールできない集合体だということで放置するのではなく、それでも私達は自分と会話をする能力も人と会話をする能力を持っていますので、様々な会話や気付きや行動を通じて自分の無意識と向い合う時間や気持ちの質量を増やしてみてください。
5日目の課題は
・あなたは、人との会話や自分の間の会話といったような形で言葉を数字で、私たちは自分たちの無意識にアクセスすることができるということについて自覚的でしたが?
・あなたは、自分がどんな時に何を感じているのか、マインドフルネスなどの手法を使いながら、普段の意識的な情報ばかりに忙殺されるのではなく、無意識の感覚についても気を使って自分の感じ方と自分が離れないように、いつも一致させようとしていますか?
・あなたは、迷った時には新しい行動を取ったり、SNSや人との会話を通じて、自分の無意識に対し積極的に入っていくことで、無意識の方向性について、ある程度アクセスし、リードしようとしてきていますか?
です。
---ここまで---
いかがでしたか?
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