登録日:2017/09/22
9月22日 金曜日
こんにちは、勝間和代です。
今年の頭に、仕事部屋と、キッチンのテレビを買い換えましたが、その2つに比べると、かなりリビングの2009年製のプラズマが見劣りするので、とうとう、買い替えることにしました。
で、機種選びですが、悩みに悩みました。理由は簡単で
「選択肢が多すぎるから!!」
です。
まぁそれでも、軸としてはいくつかあって
・55インチ以上65インチ以下
・有機ELか、ハイエンド液晶
・LGかパナソニック
ということを考えていました。
サイズは、もともとのテレビがプラズマの50インチでしたので、それに近いサイズを考えました。
有機ELを考えたのは、仕事部屋を有機ELにしたところ、ものすごく綺麗だったからです。なので、有機ELか、それに近いハイエンド液晶にしようと思いました。
そして、有機ELであればLGにしたかったのですが、パナソニックにするとお部屋ジャンプが使えるため、全録や他のレコーダーの呼び出しが楽になります。そうすると、有機ELのパナソニックが選択肢の1つになります。
年式は、2016か2017に絞ることにしました。
そして、もう、何時間カカクコムや他のレビュー、 Amazonや各メーカーの製品ページとにらめっこしたことでしょう。
そして、やっと以下に絞り込みました。
・去年のハイエンド液晶のパナ58インチ 24万
・去年の有機ELのLG 65インチ 34万
・今年の有機ELのLG 55インチ 23万
・今年の有機ELのパナ55インチ 34万
・今年の有機ELのパナ65インチ 58万
どれも、予算面や機能面から、帯に短し襷に長しで、なかなか決め手がありません。
コストパフォーマンス的には、ハイエンド液晶の型落ちのパナがいちばん良さそうでしたが、有機ELが欲しいという願望がどうしても拭い去れません。それぐらい、仕事部屋に有機ELがきれいだったのです。
そうすると、有機ELの選択になりますが、LGはお部屋ジャンプに対応していないのと、今使っていて、番組表やソフトウェアの使い勝手はそれほどいいとは言い難いので、躊躇していました。
1番機能面で公開をしなそうなのは、有機ELのパナソニックですが、初代ですのでまだバランスが落ち着いていないかもしれませんし、なんといっても、高すぎます。
ただ、この先また10年近くテレビを買い換えないわけですから、いちどは思い切って、 65インチのパナソニックを
「発注」
だけしました。
そして、取り寄せ品ですから、納期の確認のため一晩待っているうちに、その晩に自分で今のプラズマでテレビを見ながら
「確かに、機能的には後悔しないかもしれないけれども、テレビを見るたびに値段を思い出して、胃が痛くなるかも知れない!!」
と思い返して、翌日の朝、キャンセルしました。
なぜパナソニックの65インチにしたかというと、もう、考えるのに疲れすぎて、思考停止で、 1番高いのにしたわけです。でもそれはあまりにもよくないと思い、もう一度選択肢を一通り見直して、結局、選択の中では1番安い
・今年の有機ELのLG 55インチ 23万
に注文し直すことにしました。
なぜそうしたかというと、
「迷ったときには、とりあえず、 1番小さな物を発注して学習しよう」
という発想だからです。
きっとこの先、有機ELもどんどん毎年値段が下がっていくでしょうから、無理に高いものを買う前に、後悔をしない値段のものの方がいいと考えたからです。
お部屋ジャンプは、パナソニックのビデオデッキがつながっているので、呼び出したい時にはそこから呼び出すこともできるので、それでいいことにします。
考えて、悩みすぎて、疲れました。まぁだから、量販店とかに行くと、アドバイスをもらえて楽なんですよね。
とりあえず、もうすぐ届きます。プラズマの画面の周りにある大きな枠がなくなるだけでも、随分見え方が変わってきそうです。
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アンガー・マネジメント入門 〜 その6 怒りの問題解決を試みる
おはようございます、勝間和代です。
昨日は中長期的な怒りの解決方法について、アンガーログをつけること、自分にとって重要で、かつ自分にとって裁量範囲が大きいものの問題解決に注力することを共有しました。
それでは、どうやって問題解決していくのでしょうか? まず、問題解決が自分だけでできる時と、相手がいるときに分けましょう。
自分だけの問題解決については、比較的簡単です。なぜかというと
「裁量範囲が、すべて自分」
になるからです。最初は
・怒りについての許容範囲を広げる
でしたね。自分にとって勝手にコア・ビリーフと思っていることについても、よく考えたら、自分が目指している
「人生の目標やゴール」
と照らし合わせて、はっきり言ってしまうと、どうでもいいことが結構あります。そのどうでもいいことについても、いちいち怒っていると、エネルギーと時間の無駄になります。そこに自分のエネルギーや時間が吸い取られてしまうと、自分のゴールに対して注力できるリソースが小さくなってしまいますから、結局、自分が損をするわけです。
ぜひ、自分だけで解決できることについては
「今ここで怒ることは、自分の中長期の人生の目標にとって、果たして重要なことかどうか」
ということを問い合わせてみてください。そうすると、まあ、 9割方は
「怒ることが必要無い」
ということがわかると思います。残りの1割のどうしても問題解決が必要なことについては、これまでサポートメールで問題解決については、いろいろ学んできましたよね?
・問題を定義すること
・問題を細分化すること
・問題の解法について仮説を立てる事
・問題の解法の仮説を実行してみて、フィードバックを得ること
この一連の作業が必要ですから、怒っている暇があったら、さっさと前に進みましょう。
よりハードルが高いのは、その問題解決をするためには相手の協力が必要な場合です。多くの怒りは、だいたい相手がいます。そして、その相手に対して、怒りをそのままぶつけてはいけないということは、みなさんすでに理解済みだと思います。
そのために遅延テクニックがあり、アンガーログあるわけです。だからといって、ずっと、黙っていたらどうなるでしょうか?
はい、その人、あるいはそのタイプの人と出会った時に、必ず怒りを覚えることになります。そして、遅延テクニックも実はこれ限度がありまして、コップの水がこぼれるように、いわゆる
「堪忍袋の尾が切れる」
という表現をしますが、選択理論心理学でも、アサーティブネスでも、我慢すぎると必ずぶり返しがあるということを示しています。
そうしたら、何をすればいいのでしょうか? 答えはわかりますよね?
「周りの人と上手にコミュニケーションすることで、その問題の解決を図ること。あるいは、少なくともその問題についてあなたは、怒りを覚えているということを相手に伝える」
ということです。
言語の重要性ですが、私はよく
「私たちはエスパーでない」
という表現を使います。
確かに、私たちは、相手の非言語情報を感じ取る能力があります。しかし、人間が人間たる所以は、言語情報を扱えるということです。うまく怒りを相手に言語で表現できない人は、ストレスがどんどんたまっていき、短期的なアンガー・マネジメントについても余裕がなくなり、失敗の確率が高まります。
従って、相手に対して
・何を伝えるのか
・どのように伝えるのか
ということを、まさしく「トレーニング」していかなければなりません。
平たく言いますと、アサーティブネスのトレーニングに通じるのですが、もっとも重要な事は
「自己責任を心がけ、相手に怒りの責任を押し付けない」
ということです。
相手に自分の怒りの原因を説明するときは、以下のような注意が必要です。
・自分を主語にすること
・自分を過度の被害者にしないこと
・相手を責める言葉をさけること
・相手にレッテルを貼らないこと
・相手の立場も思いやること
つまり、ある意味、相手と自分が共同で問題解決に当たるための土壌作るのです。従って、相手に対する言い方も
・普段と同じか、それ以上に穏やかに話す
ということが必要になります。
うわーーー、そんなのできないよ、と直感的に思ったあなた、それは
「今現在のアンガー・マネジメントスキルではできない」
ということです。
例えば、アンガーログで低い怒りのことがありますよね?そういった低い怒りについては、相手に冷静に話すことが可能ですから、そういったもので、ちょっとずつ訓練をしていくことも可能です。
また、相手から自分が責められたときに、相手がこちらに対して責める言葉を使ったり、レッテルを貼ってきたりしたときは、相手と同じ土俵に立ってはいけないということに気づくことができます。まさしくそこでも、遅延テクニックを使うのです。
7つの習慣で
「理解してから、理解される」
という習慣がありますが、まさしく、今あなたが相手とぶつかっているときには、相手は相手なりの理由があるのです。2人とも互いに「べき」「べき」言っていたら、前に進むものも進みません。
・何について悔しかったのか、悲しかったのか、相手に素直に気持ちを伝える
・落ち着いた態度ではっきりと伝える
・原因探しではなく、未来のための問題解決に向けた具体策を提示する
・相手に対して、上からすぎず、下からすぎず、対等な立場を保つ
このような事を1つでも多く実践してみましょう。また、こういった問題解決を
「メール」
で行う事は、原則として極力避けてください。もちろん、できないことはないのですが、非常に高度なテクニックが必要とされます。どうしても口頭でできないときには、なるべくメールを長くしないようにしてください。長ければ長いほど、クレームや説教に聞こえます。
勘違いしてほしくないのは、アンガー・マネジメントは、怒りを抑えこむ技術ではないということです。怒りに正しく向き合う技術です。
そして、こういったアサーティブなコミュニケーションを取るためには、何度も言っていますが、私たち自身の心の余裕が不可欠です。
心の余裕持つためには
・十分な栄養と睡眠
・余裕のある時間
・自分が基本的には周りの人から理解され、だいじにされているという確信
・リラックスした心と体
などが必要です。
氷山に例えると、海上に出ている所が怒りだとしたら、その下には、自分の認識や価値観があり、さらにその下には、自分のこれまでの余裕や人生が存在するわけです。
怒りだけを無理に抑えたり、歪めたりしても、その表面下の無意識の部分を変えていかないと、ダイエットと同じで、意志力がなくなると、結局元に戻ってしまいます。しかもダイエットの時、より太るのと同じように、より怒りっぽくなってしまう可能性すらあるわけです。
それを考えると、怒りとうまく付き合い、自分や他人に対して穏やかに誠実な問題解決型のコミュニケーション試みる習慣が、中長期的に必要になるということわかるでしょう。
6日目の課題は
・あなたは、怒りの問題解決について、自分ひとりでできることと、相手の協力が必要なことを区別していましたか?自分ひとりでできることについて、認知のゆがみなどをしっかり自覚し、必要な怒りを感じ、不必要な怒りを感じないよう、調整してきましたか?
・あなたは、相手の協力が必要な問題解決について、重要なことについては先送りせずに、穏やかに相手を理解しながら、自分を主語とした提案型の問題解決を行う努力をしてきましたか?
・あなたは、アサーティブなコミュニケーション取るためには、自分自身の心の余裕が必要であり、そのためには心身の健康や、時間的な余裕、自己確信が必要になる事、関係性を理解し、それを蓄えようとしていましたか?
です。
とにかく、こういった一連のスキルは、
・わかっているけどできない
と言いたくなりますが、わかっていたらできるのです。結局、心底それが必要であり、人生の重要課題だということを認識すれば、必ずスキルを積めばトレーニングでできるようになりますので、一緒にやっていきましょう。
---ここまで---
いかがでしたか?
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