登録日:2017/09/19
9月19日 火曜日
こんにちは、勝間和代です。
最近、出張が多いので、ノートパソコンを持ち歩くことが多くなっていますが、とにかく、空港を通るときに、必ず
「パソコンを取り出す」
ということが必要です。
で、前から、パソコンの出し入れが普段使っているバッグでしづらいのを悩んでいたのですが、最近、やっと理由がわかりました。
それは何かというと、
「鞄の大きさそのものは、パソコンの大きさより大きいのだが、パソコンを出し入れするための出入り口のチャックの大きさがギリで、そこに合わせて出し入れするのに気を遣う」
ということだったのです。
それを解消するためには、
・カバンを大きくする
・パソコンを小さくする
の二択になります。
パソコンは、今使っているのが1.4キロの13インチですから、1キロ前後の11インチくらいにすれば、カバンに自由に入るようになります。
ただ、すでにノートパソコン2台ありますから、これ以上増やすのはめんどうなのと、なんといっても、前に10インチのパソコンを持っていたときにあまり使わなくなった最大の理由は
「せっかく、長文を打ちたいからタブレットではなく、キーボード付きのパソコンを持ち歩いているのに、肝心のキーボードのピッチが小さくてミスタイプが多くなって、うちにくい」
ということで、知らず知らずに打たなくなってしまったからです。
というわけで、今度はカバンを大きくすることにしました。
そのときのポイントは
「出し入れがしづらいのだから、横の長い方ではなく、縦の短い方から直接、パソコンをバッグにしまえること」
ということで、けっきょくまた、パソコンを持ち歩くときには、縦型のリュックタイプにカバンを戻しました。
まぁ、落ち着いて仕事が出来る時間が2時間以内の時には、パソコンはいらないので、これまでのバッグでもいいのですが、問題は、パソコンを持つときと持たないときと、いちいち、カバンを変えるのも大変なので、またまたどうしようかなぁ、と思うわけです。
ちなみに、一時期パソコンを持ち歩くことについて
「まだパソコン使っているの、時代遅れじゃないの」
と堀江貴文さんに言われてから持ち歩くことを少なくしていたのですが、どうも私はパソコン世代なので、パソコンがあった方が気持ちが落ち着くので、もう、あきらめて持ち歩くことにしました。
メルマガを書くのも、ネットスーパーで注文をするのも、どうも、キーボードとマウスの方が楽です。まぁ、親指シフトだからと言うのも大きな理由なのですが、物理キーボードが直接いつもつながっているのは、安心感があります。
そう言う意味では、最近は、ノートパソコンも、小型よりは、高性能型の方が売れ筋になってきているみたいですね。
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アンガー・マネジメント入門〜その3 認知の修正。「べき」について見直す
おはようございます、勝間和代です。
初日は
・アンガー・マネジメントの目的は、怒りを抑えることではなく、怒りについて後悔しなくなること
を学びました。
2日目は
・怒りは、事実ではなく、事実に対して解釈を加え、その解釈と自分の価値観のせめぎ合いで起こること
を学びました。
そのため、アンガー・マネジメントについて
・怒りに対する認知の修正
・怒りに対する行動の修正
を、私たちが出来るようになることが重要になります。しかもこれは、最初のうちは意識的に行ってトレーニングしてことで習慣化し、中長期にわたっては無意識にできるようになりたいと思います。
3日目は、まず
「認知の修正」
から取り組んでいきましょう。どうしても、アンガー・マネジメントというと
「6秒数える」
といったような、行動の修正の話の方が一般に流布しています。しかし、病気やリスクマネジメントにおいても、予防が大事なように、まずは認知を修正して、余計な怒りを生まないようにすることを訓練しましょう。
この認知の修正ですが、超平たく言いますと
「心の広い人になる」
ということです(笑)。
もう少し具体的に説明しますと、怒りを生む原因となる
「べき」
論について、
・ここまではOK
・ここからはNG
と二元論にするのではなく、
・ここまではOK
「・このくらいだったら、ちょっといまいちだけれども、まぁいいかなーーー」
・ここからはNG
という
「許容ゾーン」
を作るのです。
事例でわかりやすいのが、例えば待ち合わせですね。自分は待ち合わせに絶対遅れないという主義を持っている人は、
・時間前に来るのはOK
・時間をわずか、例えば1分でも遅れたらNG
という境界線を持っている傾向があります。そのため、たとえ数分でも相手が遅れて、そのことが、その後の2人の行動に何の影響与えないとしても、イライラしてしまう傾向があります。
これに対して、
・待ち合わせ時間までは、もちろんOK
・待ち合わせを5分遅れても、連絡がなくても許容
・待ち合わせを5分以上遅れたら、「自分が不快であるから、せめて連絡をして欲しいこと相手に伝える」
というように、自分の怒りに対する境界線を認知し、 1つには
・5分間といったような、相手が守りやすい許容範囲を作ること
によって、べき論に対する二元論をやめます。もう一つは
・相手との中長期的な関係性を大事にするため、自分の怒りの境界線を相手にしっかりとコミュニケーションしておく
ことを事前にしておきます。また、この怒りの境界線について、機嫌が悪い時は2分、機嫌がいいときは10分などとぶらすのではなく、いつでも5分と言うように、相手との約束で境界線を明確にし、安定させるのです。
つまり、あらかじめ「べき」についての境界線を、相手とすり合わせとことにします。これは、選択理論心理学で自分たちの基本的欲求について、何が強くて何が弱いかと言うことを相手と共有をしているとコミュニケーションがうまくいくのと同じ仕組みです。
また、なぜこの「べき」について、許容範囲を作るかというと、自分にとってはNGでも、相手にとってはOKと言う境界線があるからです。これを無理やり自分の境界線だけを主張しても、コミュニケーションはうまくいきません。
もちろん、この境界線が近い人同士のコミュニケーションの方が、私たちは楽です。怒りを感じる機会も少ないでしょう。しかし、自分にとって楽なコミュニケーションばかり続けていますと、自分と価値観が違う人とのコミュニケーションが苦手になってしまいます。
そして、そういう人と出会うたびに、いちいち怒りを覚えてしまい、そんな自分を嫌いになってしまうこともあり得るでしょう。
心理学の1つの分野である交流分析でも、いかに
「I’m OK. You are also OK」
の境地にたどり着くかということが目的になっています。そのためには、自分のOKの許容範囲も広げてあげたいし、相手に対してもゆったりと大きく構える習慣をつけていきたいですね。
相手に対して許容範囲を広げるための最大の武器は
「相手を理解すること」
に尽きると思います。だからこそ、心のラポールや、多様性の受容が、不必要な怒りを招かないための課題になるでしょう。
特に、自分が重要にしている事こそ、許容範囲が狭くなりがちですから、自分が重要にしている事の境界線について、許容範囲を広げる認知をお勧めしたいと思います。
私の場合は
・自分の時間を大事にする
・知識を効率よく獲得する
という2点について、価値観を大事にしすぎているあまり
・自分の時間をだいなしにされると怒りが湧く
・相手にプロフェッショナルとして必要な知識や行動がないと怒りが湧く
という傾向があることが、アンガー・マネジメントの考え方を照らし合わせていく中で発見をしています。
これをじょうずに解決できるかどうかは、もちろん私にとっての今後の課題ですが、少なくとも
「怒りのトリガーに気づいて、その境界線を広げる訓練をする」
ということをしていきたいと考えています。
いちど境界線を広げることによって、相手との関係性が良くなれば、それが自分にとっても報酬になりますので、境界線を広げることが、だんだんと苦ではなくなるはずです。
私が、アンガー・マネジメントはテニスの素振りその他の訓練と同じと言っているのは、とにかく意識的にやってみて、いろいろ失敗から学び、フィードバックをかけながら自分の境界線を広げることによって
「うれしさ」
を感じていくことしか、結局、どんなに頭で分かったとしても、行動につながらないと考えているからです。
3日目の課題は
・あなたは、自分の怒りの原因となる「べき」について、しっかりと境界線を認識し、OKとNGの二元論ではなく、許容範囲のエリアを作る訓練をしてきましたが?
・あなたは、自分の怒りの境界線について、なるべく事前に相手に伝え、不必要な怒りを感じないよう、コミュニケートする習慣を持ってきましたか?
・あなたは、自分と相手の怒りの境界線は異なるため、自分の境界線を理解するだけではなく、相手の境界線もしっかりと理解をし、自分と相手の間に快適な関係性を作れるよう、「許容範囲」のエリアの大きさを拡大するよう、意識してきましたか?
です。
ぜひ、これを機会に
「許容ゾーンを作る」
訓練を一緒にやってきませんか? また、すでにうまくいっている人は、どうやってきたのか、コミュの方で教えてもらえるととてもうれしいです。
---ここまで---
いかがでしたか?
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