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海外で1週間過ごして、せっかく英語に耳慣れた頃に・・・

登録日:2015/08/01

8月1日 土曜日

こんにちは、勝間和代です。

カナダで1週間過ごして、せっかくすらすらと英語が出るようになった頃に、残念ながら、帰国です。

おもしろいなぁ、と思うのが、廊下ですれ違う度に

「ぐっもーにんぐ」

と言っていると、ついつい、日本人相手にも

「ぐっもーにんぐ」

なんて言ってしまいますね。

とにかく、前から主張していますが、語学は頭でなく、スポーツと同じく体で学ぶもの。声帯を震わせて出てくる言葉が自然に英語になるよう、トレーニングの時間を日本でも増やすことができたら、英語は楽になると思います。

そのためには、とにかく、たくさん聞くことですよね。聞けば、それをまねするだけですから!!

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ラテラル思考入門 〜 その1 ラテラル思考とは何か
6月16日 月曜日

先週1週間、フェルミ推定をやって好評だったので、思考シリーズで

「ラテラル思考」

を学びたいと思います。

私がラテラル思考という言葉に出会ったのは、いまから15年ほど前、マッキンゼーのコンサルタントをしていたころだと思います。どこかの本で読んだのですが、文脈で言いますと

「正面突破が難しい場合には、必ず抜け道・回り道を試みよ」

という話でした。特に、戦闘において、それができる武将は貴重だそうです。まさしく、織田信長も、豊臣秀吉も、徳川家康も、ラテラル思考の天才ですよね。

それ以来、私はもう、「ラテラル思考」を中心に物事を組み立てる癖がつきました。

例えば、一昨日の土曜日、勝間塾杯がブリストルヒルGCというところで行われ、君津のあたりなので、都心に帰るためには「アクアライン→湾岸」という「週末渋滞の名所」を通らないといけません。

まず、アクアラインの渋滞は「土日の午後5時台にアクアラインに乗らない」というのが大基本で、それは昨日クリアしたのですが、なんと、せっかくみなで夕日を見ながら夕食を楽しんで、午後8時半にアクアラインに乗ったのに、肝心のアクアラインはすいていたのですが、その後、東京に戻る湾岸線が、アクアライン出口から都心まで

「工事渋滞6キロ。通過に40分」

と表示されています。なので、東京に戻るのに、なんと、もうすでにすいている千葉経由でも、アクアライン経由でも、ほとんど同じ時間になって、どちらも1時間半強かかってしまいます。

東京に住んでいない人に解説しますと、アクアラインは、千葉の木更津と川崎を結ぶ海底トンネルで、これまで東京から千葉県に行くときには、ぐるっと陸沿いに回るので大変な時間がかかっていたのですが、一気に東京湾を横切って、1時間足らずで、内房にいけるようになった優れものの道路です。

ところが、アクアラインとそこにつながる湾岸道、1本道だから、とにかく朝晩、特に土日は渋滞します。また、湾岸線もいくつかジャンクションがあるのですが、だいたい、そのジャンクションが渋滞します。

ふつうに考えると、この程度の渋滞では、下の道を通ったとしてもほぼ同じくらい時間がかかってしまうことが予測されるため(遠回りになる+他の道路の部分が時速平均20-30キロくらいに落ちる)、渋滞を突き抜けるのが一番短い方法になります。

しかし、こういうときこそ、「ラテラル思考」を発揮しましょう。私が考えたのは、まさしく、抜け道方法で

その1 渋滞の部分のみを下の道を走る
その2 湾岸線と並行して走っている、首都高1号横羽線にどっからか乗る

の2つでした。そして、やったことは

−とりあえず、アクアラインを渡り終わったら、高速道路を下りてしまう
−とにかく、横羽線の方向にいって、あとはナビに任せる

でした。

そして、ナビが示した方法は、まさしくラテラルな方法で

「アクアラインから川崎線を経由して横羽線に乗るんだけれども、これだと横浜方向にしか行かないので、いちど川崎大師ICを下りて、下道からまた逆方向に乗り直して、東京に向かう」

でした。

あとで家に帰って調べたところ、この方法は渋滞対策としてはそれなりに有名らしく、東京方面から行くときにも、帰るときにも、使えるそうです。

そして、私が不思議だったのは「なぜ、多くの人はそこが渋滞しているとわかっていて、突っ込むんだろう」ということです。実際、勝間塾杯、他に車が何台か同時に東京に戻ったのですが、他の3台はみな、湾岸の渋滞に突っ込んだそうです(笑)。

ここで突っ込まなかったので、私は30分ほど早く、他の車より東京に着くことができたのですが、まさしくこれは

「ラテラル思考の習慣があるかどうかなのではないか」

と思いました。

もちろん、違う道を使えばリスクはありますし、渋滞にそのまま突っ込むより、かえって時間ががかるかもしれません。しかし、そこでまた違う方法を学べば、次にまた使えるようになる、という思想なのです。

ラテラルの基本は何かというと、

「拡散的に多数のアイデアを考えて、とりあえず、試してみる」

ということです。ですので、上記の抜け道も、横羽線だけではなく、第三京浜、第一京浜、産業道路、海岸道路など、多数の候補も同時に浮かぶ必要があります。

ラテラル思考をするときに、一番簡単なのは、オズボーンのチェックリストを使うことです。例えば、今回の抜け道は6の代用と、8の逆走する、を組み合わせたわけです。

1. 他に使い道はないか?(Put to other uses)
 そのままで新しい用途はないか?
 改造して他の使い道はないか?
 違う層へ提案できないか? 
 他の地域へ持っていったらどうか?

2. 他からアイデアを借りられないか?(Adapt)
 何か似たものはないか?
 何かの真似はできないか?
 歴史からアイデアを借りられないか?
 まったく違うカテゴリーからヒントを得られないか?

3. 一部を変更したらどうか?(Modify)
 商品の意味を変更したらどうか?
 色、動き、音、匂い、様式、型、場所を変化させたらどうか?

4. 大きくできないか?(Magnify)
 時間、頻度、強度、高さ、長さ、価値、材料を増大できないか?

5. 小さくできないか?(Minify)
 減らす、小さくする、濃縮する、低くする、短くする、軽くする、省略する、分割することはできないか?

6. 一部を代用できないか?(Substitute)
 人を、ものを、材料を、素材を、製法を、動力を、場所を代用できないか?

7. 並び方を変えられないか?(Rearrange)
 要素を、型を、レイアウトを、順序を、因果を、ペースを変えられないか?
 並びを作れないか?

8. 逆にすることはできないか?(Reverse)
 反転、前後転、上下転、左右転、役割転換させたらどうか?

9. 組み合わせができないか?(Combine)
 ユニットを、目的を、主張を、アイデアを組み合わせたらどうか?

そして、この手のラテラルを学ぶには、実は「例題」を解くのが一番手っ取り早いです。だから、私は頭の体操とか、天才パズルとかが大好きなのですが、ラテラルの特徴は

「答えは一つではない」

ということも強調しておきましょう。えーーー、それが答え、と思ったとしても、答えの一種として受け取っていいのです。

では、今日の課題です。

「あなたは、これまでラテラル思考をどのくらい習慣にしてきましたか? 正直に答えてください」

そして、例題も出しておきましょう。

「あなたは政府の要人です。このままで行くと、先週分析したとおり、日本人は魚もお米もどんどん食べなくなってしまうと言うことに、日本の漁業や農業の産業保護の観点や、文化の保護という観点から危機感を抱いています。さて、日本人の魚離れ、米離れを防ぐためには、どのような方策を立てればいいでしょうか?」

どんどんアイデアを考えてみてください。

ラテラルシンキング、1週間、楽しみましょう!!


---ここまで---

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