ニュース：メールマガジン
どうも最近、ピクセルの音声入力が不安定な気がします
登録日：2025/01/24
1月24日 金曜日
こんにちは、勝間和代です。
相変わらず音声入力で仕事をしていますがどうも最近、ピクセルの音声入力が不安定な気がして仕方がありません。レスポンスが悪かったり途切れたりするのです。これは音声入力を使う人が増えてきて、サーバーの負荷が増えているということなんですかね？
比べると、Windows11の音声入力はまあ安定して動いているので、最近はこちらをメインで使っています。
まあこういうものも人工知能と同じ日進月歩で、何が良くて何が悪いかというのは、その時々の状況によって変わるので、とりあえず両方を注視しながらどちらをメインにするかを考えていきたいと思います。
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---サポメ本文---
1月24日 金曜日
おはようございます、勝間和代です。
昨日のサポートメールでは、謙虚になる必要性について説明しました。自分自身、実力があればあるほど、人から奪わずにより謙虚に振る舞うことができます。いろんな人の話を聞いたり、協力を求めたり、感謝の心を持つことができます。また、ほかの人のマイナス点を指摘するよりも、何らかの形でサポートできないかと考えることができるようになりますので、ぜひ常に謙虚な心を忘れないようにしてください。
そして５日目にお話ししたい内容は、
「人の好意を素直に受け入れて、相手の喜びを自分の喜びとできるようにする」
ということです。
これまでよく「ギブの５乗」というような形で、どのように相手に対して利他の精神を発揮するかということを説明してきました。しかし、逆に相手が利他の精神を発揮してくれたときに、私たちがどのように振る舞うかということについては、あまり議論してこなかったように思います。
さまざまな行為について、私たちがどのように人に渡すかということも重要ですけれども、より重要なのは人から与えられてもらった行為をどのように受け取るかということです。その受け取り方が上手でない人は、二度と与えてもらえなくなりますし、上手な人は常に与えて受け取る、受け取って与えるという循環がぐるぐると回り始めるのです。
しかも、人の好意をどのように受け取れば相手が喜ぶかということを理解しておくと、こちらの行為の渡し方についても上手になってきます。逆に、何らかの形で相手にお願いしたいなと思った時にも、上手なお願いができるようになってきます。
まず大事なことは何と言っても、相手がこちらに好意を差し出してくれたときには、その行為がよほど負担にならない限りにおいては、受け取る方が礼儀だということです。相手が嫌々やっていることを受け取ってしまうと、相手の負担になるので良くないです。しかし、逆に相手がぜひにと心から思っていることについては、行為として受け取って喜ぶということが重要です。本人が本当に喜んでいるかどうかということではなく、相手の好意に対して感謝するということです。
今回の関西滞在も、本当は私はホテルを取る予定でした。しかし、友人がぜひにと自宅マンションのゲストルームを勧めてくれたので、そこに泊まることにしました。ゲストルームに泊まると、その友人の奥さんは、私のためにタオルを用意したり、布団を借りてくれたり、お茶菓子を用意してくれたりと、いろいろと手間暇がかかったことでしょう。逆に大事なことは、私にとってはそのタオルを気持ちよく使ったり、お茶菓子を気持ちよくいただいたりすることだと思います。
そして、もちろんそのいろいろな心配りに対して、しっかりと心からのお礼を伝えるわけです。今回嬉しかったのは、ルイボスティーが用意してあり、夜にカフェインレスのお茶をたくさん飲むことができたことです。聞いてみたら一家でルイボスティーを飲むのが大好きなので、用意してくださったそうです。ホテルに泊まるのも気楽なんですけれども、今回ゲストルームに泊まることによって、広い部屋と静かな環境を手に入れることができました。そのおかげで、睡眠スコアもとても良かったです。
結局、人付き合いのポイントは何かというと、お互いができることを時間など様々なリソースと交換していることではないかと思います。ですから、私たちがなるべく余裕を持って与えられるようにするということはもちろんのこと、人から奪わないことも重要です。逆に人からいろいろなものをギフトとしてもらった時には、それをどれだけ素直に喜べるかどうかということが、私たちの人付き合いのスキルの差になっていくと考えます。
また、友人がゲストルームを強く勧めたのも、私を近くのホテルまで送り迎えするコストを考えると、自分のマンションの敷地内にあるゲストルームに泊まってもらった方が、いろいろなコストが安くなるからです。誰も損をしたわけではありません。奥様が私のためにいろいろ準備をするのが損になると考える人がいると思います。しかし、私も知り合いの人が泊まりに来てくれたときには、いそいそと色々な準備をしますので、それは相手のために行う楽しい準備なのです。
結局ありとあらゆる人間関係は、うっすらとした下心が基本だという話をしています。互恵関係が成り立たないところでは、人間関係がなかなか長続きしません。だからこそ、相手からの行為は気持ちよく受け入れる。そして、こちらも必要があったら常にその好意を返すという形で、互恵関係を築ける相手を一人でも多く作っていくわけです。
だからこそ、言い方は悪いですが、相手からの好意を気持ちよく受け取ってくれない相手というのは、なかなか厄介です。あるいは逆に、こちらに対して好意を提供しようというのは、後々相手がひょっとしたら将来何かを返してくれるかもしれないなという気持ちで好意を渡しているわけです。ですから、「ギフト経済」という表現をしますけれども、お互いにギフトを受け取ったり、返したりすることで、私たちの人間関係が成り立っていると考えると、ギフトを受けておくというのも大事な人付き合いだということがわかってくると思います。
そうは言っても、
「いやげもの」（いやがらせのような、いらない土産物）
という表現があるように、相手にとって要らないギフトが来ても困ります。だからこそ、相手の気持ちを考え、相手の立場になって、相手が社交辞令で喜んでいるのか、本当に喜んでいるかということについてもある程度見極めるスキルが必要になってきます。
人からもらったものを頑なに拒む人もいるんですけれども、こちらもある一定以内の金額であれば、お互いに負担して、負担されてという形で行ったり来たりすれば良いと思います。片方だけがずっと負担が続くようなことがなければ、それでオッケーです。
また、相手にうっすらと下心があるからといって、それが悪いわけではありません。むしろないほうが不自然です。ある程度、この人と一緒にいればよいことがあるというような発想があると、お互いに何かをしておこう、あるいは相手の好意を受け取っておこうという概念が生まれます。一期一会の人にももちろんやることは重要です。しかし、いつでもどこでも息を吸ってはくように行為を相手にあげたり、受け取ったりすることで、人間関係が色々と広がるようなイメージがあるといいと思います。
見知らぬ人に親切にしたり、道を教えたりする行為がなぜ気持ちよいかというと、それは自己肯定感が高まるからです。結局、人に対して何かをしたことによって相手に感謝されるというのは、もうその感謝自体がギフトです。相手に対して感謝をするというギフトがあれば、充分に相手の好意に対して報いることができます。だからといって、相手に感謝をするからこれをやれといったようなことを強要してはいけません。このバランスを間違ってる人もけっこういますので注意をしてください。
そして、こちらから何か好意を渡した時に、相手が受け取ってくれなかったり、あるいは相手が感謝しなかったりということに対して腹を立てるのも、ある意味、お門違いです。ただし、どういう相手かということを理解して、もし相手が理不尽な感じでそれをただ取りしたり、あるいは感謝しないのであれば、それはそういう人だということを理解して、これからのその人との距離の取り方を考えていけばいいわけです。
普段の生活の中で、何か私が相手に対してできることがないかということを考え続けるのも良い方法です。そうすると、何か相手に対して良いことができたら、相手が喜んでくれます。その喜びが自分の喜びとなって増幅してきますので、自分だけで喜びを見つけることが難しくても、何らかの形で私たちが相手を喜ばせることができれば、その相手の喜びが自分の喜びに返ってくるようなイメージを持つことができます。そして、相手が喜んでいる様子を見ると、逆に相手から何かをもらったときに、自分もどのように素直に喜べばよいかということへの学習もできてきます。
今回、友人宅のマンション付属のゲストルームに泊まった時に、タオルなどの付属品がないので、私のために無印で何枚かタオルを買っておいてくれました。新品のタオルを何枚か使わせていただいたんですけれども、その後で声をかけられて嬉しかったのが、
「このタオルは勝間さん専用にとっておきますので、いつでもまたいらしてください」
という言葉でした。そう言っていただけると、ああ、また次も来ていいんだなというように安心感が生まれます。相手の好意がまた自分の喜びになっていくわけです。そして逆にそのご夫妻がこちらに来た時には、是非こちらで接待しようと思います。
また、今回の関西滞在初日には、たくさんの勝間塾生の皆さんに会うことができて、ランチやカラオケをご一緒できました。私が風邪の治りかけであまり具合が良くなかったので、ちょっと長時間は無理だったのですけれども、それでも、これまでのサポートメールや公開ライブの質疑応答などによって、どれほどいろいろないい事があったかということをたくさんのみなさんに教えていただいて、本当に気持ちが温かくなりました。
できる限り互いに親切にする。そして、その親切を受け取ったときには、素直に喜びの心を表す。もし自分ができることがあったらその返報を行う。この繰り返しが人づきあいの基本ではないかと考えます。たくさんの親切をいろんな人から受け取って、素直に感謝の心が生まれていると、その人に直接でなく間接的にでも、いろいろな人に親切を返せるようになります。常にさまざまな形で好意を受け取り続け、それに喜べる自分というのを育ててみてください。
５日目の課題は、
・あなたは、人付き合いの基本は互恵関係であり、人から何か好意を受けた時には素直にそれを喜んで受け取れるようにしていますか？変な遠慮をしていませんか？
・あなたは、自分だけで喜びを増やすのは限界があるので、人に親切にすることで、その相手の喜びまで自分のものにすることで、自分の喜びを増やせるようなイメージを持っていますか？
・あなたは、変な好意を強要されたり、逆にこちらの好意に対して感謝してくれない相手とは、そういう相手もいるのだということを理解しながら、上手く距離を取って、諦めずに互恵関係の構築を続けるようにしていますか？
です。
---ここまで---
いかがでしたでしょうか。
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